未来恐慌

著者 :
  • 祥伝社
3.07
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本棚登録 : 72
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634629

感想・レビュー・書評

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  • 結局誰が活躍するでなく問題が収束した、
    物足りない感。
    しかもあんな薄っぺらい説得に絆されるとか都合が良すぎる。
    例によって青年とアクの強い少女のコンビなんだけど、やはり淡い関係で終始する。

  • 今のその先の話。ちょうどコロナ禍のなかで延期した東京オリンピックを開催するのか中止するのかでざわついて、社会の不安定さを感じている今の状態と重なる気もします。
    経済的な混乱に端を発する話で、少し変わり種ですが、それでも機本さんらしくて私は好きです。

  • 長かった。長く感じた。

    経済学を勉強していると、経済学の理論なんてない方がいいのではないかと感じることが多々あるが、そんな気持ちをSFな物語に仕上げてある。

    個人的にはペース配分とキャラの完成度に疑問が残った。

    しかし現代文明はなにがしかの「搾取」のうえに成り立っているようなもので、枯渇すれば終わり。作中で予測されたような破滅の未来は目に見えている。それをどうにかハッピーエンドに結ぼうとしても、どうしてもすっきりしないのは仕方がないかなと思う。

    問題提起としては弱いし、最後にはお茶を濁された気がする。ルソーのようなクリティカルな文明批判は難しい。

  • わざわざ図書館に予約までして借りてきたのに、数十ページ読んでみたけど、ちょっと気持ちが乗らない。私がその気になって読みたくなるまで積ん読状態にしておこうと思います。何だろねぇこのムラッ気。自分で自分を持て余している。

  • 個人的には、設定がいろいろ雑なような気がして、なかなか物語に集中できなかった・・・が、テーマ自体は割と好きなジャンルのなで楽しめた。

    経済、コンピュータが好きな人にはお勧めかも。
    (その代わり、ツッコミどころ満載かもしれませんが)

    今年のスイスショックを経験してるとこんな未来もあるかも・・・と考えたり。

  • 2015/05/10
    自宅

  • いつもの作者の定番の天才的でかわいい女子高生とその世話役として振り回されることになる、ごく普通の男子との関係性は描く構成は全く同じではあるが、本作ではその女子に特徴がなく、魅力がないので物語の牽引役として機能していないのと、そもそも暗い未来を描く話なので、どうにもこうにも話が進まない。結末もあまりにあっけない。

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