- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396634810
感想・レビュー・書評
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一つの青いスーツケースがいろんな思いを抱える人たちに受け継がれ旅をする。幸運を呼ぶというそのスーツケースがそれぞれの人生の後押しをする短編集。楽しくて明るい話ばかりではなかったけどいろいろ考えさせられるお話でした。
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話が進むに従ってよくなっていく
最初は軽い話なんだけど
人を巡り時間を巡り巡ることで人生の儚さ愛しさがじんわり沁みる -
選書サービスでおススメいただいて読んだ一冊。
主人公が章ごとに変わり、登場人物それぞれの心情が鮮やかに描かれているので惹き込まれる。
うさぎ旅に出る
キッチンの椅子は2つ
の2話が特に良かった。
スーツケースがもたらすワクワク感、自身と向き合い直すことで自分が本当にやりたいことに気付かされていく登場人物達が気持ち良い。
読んでいて勇気をもらえる本。 -
最終話。
あー、そういうことだったのかと胸がいっぱいになる。
1つの青いスーツケースと、
そのポケットの中に入っていたメモ。
「あなたの旅に、幸多かれ」
誰かの幸せを祈ることも、
少しのきっかけが一歩、次のステージへ向かう勇気になることも
とても素敵だなと思った。 -
幸運の青い鞄を持って旅に出る。NY,香港,パリ,女達の一人旅。アブダビ,見知らぬ土地に置き去りにした男に憤慨。ドイツ,留学生と迷子の梟。最終話,老女に贈られた鞄が物語の出発点。ヒヤリとする話。
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人生に行き詰まりを感じていた人たちがそれぞれのきっかけで新たな道を開いていく、そんな短編でした。
旅をすることが好きな私にとってはわくわくする話が多かったです。
月とざくろより。
常にそれに感謝し続けることは簡単ではない。恵まれた環境も、すぐに日常に変わってしまう。
目の前の幸せに感謝せずに隣の芝を羨むようになると、人は満たされなくなってしまう。
ないものではなくあるものを数えることの大切さを日々痛感してます。
最後のお話だけがらっとニュアンスが変わって驚きました。
読了時はじんわりとした気持ちでした。
Travels teach you many things you have never known. This book tickled my mind about traveling abroad. -
幸せの青いスーツケースにまつわる短編連作集。
スーツケースを持って海外に行ってた頃を思い出しながら読んだ。
旅慣れた人もそうでない人も、出掛けてみると色々な出会いや気付きがある。
やっぱり旅はいいよなぁと、またふらっと出掛けたくなってしまった。 -
真美のエピソードの中にちょっとキツイものが一つあってびっくり。