ブランチライン 1 (フィールコミックス)

著者 :
  • 祥伝社
4.04
  • (29)
  • (32)
  • (21)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 513
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396768058

作品紹介・あらすじ

4姉妹と母。
女たちが抱く罪悪感と宝物。

アパレル通販会社で働く4姉妹の末っ子・仁衣。
喫茶店を営む三女・茉子。 
役所勤務の次女・太重。
シングルマザーの長女・イチ。
そして、実家を一人で守る母。

今はそれぞれ離れて暮らしているが、
女5人で育てた長女の息子・岳は、皆にとっての宝物だ。
けれど、岳にとっての女たちは、
いつも正義であっただろうかーー?

あなたにもきっと、思い当たる感情がある。
だからこそ、この物語はあなたの呼吸をふっと軽くする。
池辺葵が紡ぐ様々な世代の女たちと家族のあり方について。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まだ何も起こっていない。
    でもなんだか心地いい感じがする。

  • 山の上の一軒家で独り暮らしの母、それぞれ離れて暮らす四姉妹。ユルくLINEで繋がりながら、互いを思いやる描写に心暖まる。次女は市役所勤め、三女は喫茶店経営、末っ子はアパレル、そして長女はシングルマザーで、その息子の岳を皆がどれほど愛情かけているかがひしひしと伝わってくる。
    しっとり&ほっこりな池辺さんの世界観に癒されるなと思いながら読んでいると、クライマックスでものすごく心を揺さぶられる。甥っ子の幸せを願うのに、自分達の選択は果たして彼にとってよかったのだろうか。正解はわからないけれど、生きることの真摯さがすごく伝わってきてグッとくる。
    後は、末っ子仁衣ちゃんのお仕事の描写が印象的だった。静かな熱さが心地よい。これからの展開が楽しみだ。

  • 日常を真摯に生きる4姉妹の“罪悪感”とは? 池辺葵『ブランチライン』 | ananニュース – マガジンハウス
    https://ananweb.jp/news/321608/

    池辺葵「ブランチライン」1巻、それぞれの社会で真摯に生きる女系家族を描く - コミックナタリー
    https://natalie.mu/comic/news/399746

    祥伝社/祥伝社コミックス/s-book.net Library Service
    http://www.s-book.net/plsql/slib_detail?isbn=9784396768058

  •  岳は研究職志望なのだろうか。奨学金で大学院に進んでいることに関して、周囲は「エライねー」で済ましているけれど、奨学金は給付なのか貸与なのか…?貸与の奨学金で、研究職志望なら、本人は結構悲壮な気持ちじゃあないだろうか、と思ってしまった。なんというか、身の回りにいる人がそんな感じだったので、ちと気になりました。
    ちょっと気になって書いてしまったけれども、ほんわかしながらも要所要所はピリッと辛い、とても良い漫画です(どんな漫画だよ)。

  • 四姉妹と母親、それと離婚した長女の息子の家族の話。 池辺葵の漫画は基本のほほんとしてるけどどれも読んでて重い。深刻な話かというとそうでもないように思えるが、なんかズーンと来る感じがする。でも、それは決して不快な重さではない。良く判らないが目を離せない漫画家。

  • これ面白い!何気なく選んだけど早く続きが読みたい。

  • 離れて暮らす、母と4姉妹と甥っ子の静かな物語。静かな中に情熱や胸をつく言葉が忍んでいてはっとする瞬間がありました。この作品の独特な雰囲気が素敵。

  • 淡々と、丁寧に四姉妹とその母、女5人の生活を描いたマンガ。
    事件や衝撃展開みたいなドラマティックなヤマ場は特段ないけど、とかく心に刺さるセリフや描写が多い。
    うまくは言えないけど、読後、感動とか共感とかでは言い表せないようなアツい気持ちが静かに押し寄せてくる作品。

  • 1〜5話

    面白かった。
    岳の父ちゃんの最低さ加減と叔母3人のばあちゃんの優しさよ。
    岳と山田が異母兄弟なん?

  • 待ち望んだ池辺葵先生の新作。
    甥って孫的に可愛いものなのだろうか?
    (子も孫も甥も姪もいないので)

    カバー装画の女性はまこさん?
    でも本編は仁衣ちゃんが主役なのが多少もやっとする。

全21件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

2009年漫画家デビュー。2014年、『どぶがわ』(秋田書店)で第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。2018年、『ねぇ、ママ』(秋田書店)で第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。代表作に『繕い裁つ人』(講談社)、『プリンセスメゾン』(小学館)など。

「2022年 『よそんちの子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池辺葵の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×