- Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396784751
作品紹介・あらすじ
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感想・レビュー・書評
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痺れた。ヤベェ。トップレベルに好きだわこれ……。
儚くって、寂しくって、心臓を貫くようにジンとした感覚が残る。
心の準備なんかさせない。それはふらっと何かの弾みで、気が付いたらみたいに案外簡単に。
最後の話の「であい」も最高だった。あー、アカン。こういう時の気持ちをぴったり説明してくれる形容詞を早く知りたい。でもとにかく最高だった。
この胸に残る痛みこそが、愛していたんだと自覚させる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これはブックカバー無しで読める幸せプラトニックBL
たまにはこんなBLもいい。 -
読み終わった後、しばらく動けなかったです。なんか、思ってたのと全然違ったはらだ作品で、ごっそり魂が浄化されてしまった気分です…泣いた。
センセの初コミックス『変愛』の中でも気に入ってた「止まり木」っていうお話があるんですが、それをセルフリメイクされていて、短編がとても分厚い長編になっていました。
人生投げてる30代ワンルーム暮らし×記憶を失った自称天使。
…「止まり木」では、HENTAIエロちっくな展開もありつつちゃんと愛が存在していたのでいいな~と思って読んでたのですが、こちらは長いお話の中で一切そういう場面が出てこないという、センセにしては異色の設定でした。
…こういうのもすごくいいです!センセは濃厚HENTAIエロだけじゃない深い情感を描ける作家さんだと確信。
全ての気持ちを持ってかれました。伏線の回収がとんでもなくすごい。どんどんわからなかった事が繋がっていって、最後は愛しくて切なくて泣かずにはいられないけれど、悲しいんだけど、なぜかとても読後感が良いというミラクルです。
普通に描いたら暗くて悲惨で落ち込むような幸紀の生きざまを常にあたたかい目線で、時に脱力、時にくすっと笑わせてくれたりと、ほんとに読んでいて胸にじんとくるものがありました。
理不尽なことばかりで幸紀も天使も不幸な人生としか言いようがないのだけれど、その中で本当に欲しかったものを二人とも手にすることができたんだな…と感動。
優しさに包まれました。
最後はやっぱりそうだよねと悲しくさせられるけど、描き下ろしに癒されまくりです。遠回しの表現だけど、そういうことですよね。
QRコードの特典がさらに胸にグッときました。パスワードは読んでたら気がつきます。必見!
カバー絵とカバー下の対比もこの話の大事なところを示してますよね。
脇キャラもインパクトあって印象的な人々ばかりでした。特にあり沙はすごい~!天使のお父さんも忘れられないキャラです。やたもも、よるあさともつながってるのはリメイクしたからなのかな?
ともかく、はらだセンセのすごさを改めて実感したお話です。 -
天使の笑顔に泣かされました。いい大人が号泣します。そして、いろんな感情を洗い流してくれます。素晴らしい漫画を読みました。ドラマのような。天使のセリフに読者の自分も救われました。大切なこといっぱい。
はらださんの他の作品も、初めて。
BLだったこともわからず読みました。BLなどのジャンル分け
他の方も書かれてますが、要らないですね。 -
ざっくり言うと男と天使の姿をした少年の、生と死と愛のお話。
分かりやすい話が、たまにある BLだけど一般人が読んだらBLの概念が変わるタイプのBLです。
はらださんの作品は『心が軽くなる楽しさや明るさと人間の闇の底を掬ったヘドロを配合したすぐには死なない高品質な毒』みたいなところがままありますが、同じ工場でこんなプラトニック純愛も生産されている……? と息を飲んだのがこちらの作品です。
慣れた人には毒もオススメですが、『ワンルームエンジェル』こそ誰にでもオススメしたい。 -
号泣しました。描き下ろしで完結ですね…
是非とも巻末のQRコードも…
そこでもう1回号泣します。
BLでジャンル分けすることによって、この名作を避けられることがあったら勿体ないな〜と思います。
(内容がBLではない)
1本映画を観終わったかのような感覚になりました。
生きるのが下手な元チンピラと記憶喪失の天使のお話です。 -
中盤からずっと消えてしまうのだろうなぁと考えて苦しかった。
与えてくれたものが多すぎるから、消えてしまっても悲しいだけじゃない、とは思えないなぁ。
まだそこまで精神が成熟しきれていないし、きっとそうなるまでの苦しい思いをまだしてないのかも。
感情の波が流れ込んできて謝るシーンがとても好き。
顔の作りが繊細じゃない、の言い回しとってもいいなぁ。私も使っていこ。 -
背景は現実的でダークなのに、めちゃめちゃホッコリしました。
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泣ける!良い!最高!と言われると天邪鬼精神が出て来てしまうが、前評判通り文句なしだった。
BLに分類されてるものの、漫画でなく文字にして文学としても読める作品だと思う。
中々きつい展開もあるけどなぜか晴々とした読後感。
絶望的な時こそ読みたいな思える作品だった。
実写化ありそう、そこがネック。