イキガミとドナー 下 (on BLUEコミックス)

著者 :
  • 祥伝社
4.26
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本棚登録 : 311
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396785109

作品紹介・あらすじ

「全部あげるから生きて帰って」恋も知らない戦神に注ぐ愛。

イキガミであるがゆえに孤独に生きてきた鬼道は、
恋を知らぬままドナー・吉野に懐き溺れるようにその体を抱いた。

やがて吉野への気持ちは恋だと知り、
よりいっそう、彼との愛は深まっていく。

しかし、その一方で、生死をかけたパートナーシップを結んでいる自分たちの運命の厳しさが、鬼道の心に重くのしかかりーー。

「鬼道は俺が『好き』なんだよ」

感想・レビュー・書評

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  • 山中ヒコ先生って聞いたことあるなぁ
    何描いてる方だっけな?
    って500年の営みの方だったかー。
    こういう一から設定を考えて創れる方ってすごいよなぁ
    その上漫画家さんは自分で絵も描かなきゃいけないもんなぁほんとにすごい。。

    一巻を読み終わったあたりは
    『す、すげーー(ワクワク)』としていたけれど
    ちょっと尻窄み気味…?

    え、辞めるの?

    もっと感動的な悲恋を想像していたからハピエンにビックリ。
    出来れば鬼道はお国の為に(もしくは先生を守る為に)死んで先生は一生思い続ける…そして語り継ぐ…みたいな…


    そもそもこんなおもしろいお話上下巻に納めるなんて無理だったのよ‼︎
    全5巻くらいに分けてほしかった!
    もったいないなぁと思います…


    ヒコ先生って少女漫画も描いていらっしゃるのね〜
    あたしの中では少年(青年)漫画を描いて頂きたい

  • し、しんどい〜〜!!タイトル通り&帯通りの関係性ですべてを共にすることが良いのか、悪いのか…。吉野先生のどてかい包容力のおかげで見られる鬼道の素が反応が癒やしでした。鬼道の成長二ジーンとくるし、愛は素晴らしい。ハッピーエンドで良かった〜!!!

  • 舞台は未来世界。ある日、平凡な教師の吉野は、国を守る最強戦闘種“イキガミ”の鬼道のドナーだと知らされる。【ドナーの体液は、イキガミの傷を治せる唯一の薬】という衝撃の事実とともに、強制的に鬼道と同居することになった吉野。傍若無人な獣のような鬼道に乱暴に体液を要求されるが、次第にその孤独な素顔があらわとなり――。「いつかドナーと出会ったら、愛してくれるかもしれない。そう思って生きてきた――。」

    「全部あげるから生きて帰って」恋も知らない戦神に注ぐ愛。イキガミであるがゆえに孤独に生きてきた鬼道は、恋を知らぬままドナー・吉野に懐き溺れるようにその体を抱いた。やがて吉野への気持ちは恋だと知り、よりいっそう、彼との愛は深まっていく。しかし、その一方で生死をかけたパートナーシップを結んでいる自分たちの運命の厳しさが鬼道の心に重くのしかかり――。「鬼道は俺が『好き』なんだよ」
    ・・・
    特殊な設定を違和感なく面白く書き上げる技量は流石だと思いました。めちゃくちゃ面白かったです。

  • いやぁ、感動…。不幸な攻めが受けに心を開いていくのツボ過ぎる…序盤からもう甘め展開でしたけど…。
    受けが国の平和よりも攻めが大事という、聖人ではなく利己的な人物だったので、そういうところも魅力的だった。

  • 子供の頃からイキガミとして生きてきた男と、そのドナーとして発見された中学教師との熱烈な恋物語完結編。イキガミの原因がウイルスとか、かなり無茶苦茶な設定ではあるけど、設定が重要な話ではないので良いのかな。良い終わり方だと思った。

  • ん?エヴァ?亜人?って正直最初は思った(個人の感想です) 。途中で胸が抉られる悲しい結末を覚悟してたんでハッピーでよかった!

  • とても良かった。
    上巻の時点では破滅の未来しか見えなくて、ここからどうやってふたりは幸せになるの…?とドキドキしましたが、予想外の解決方法が。こう来たか!
    で、すんなり行くと思いきや途中までは破滅エンドの勢いでした。
    愛を知らずに殺人兵器として育ってしまったイキガミが、ドナーによって愛を与えられ、愛とは何かを知り。与えられるだけでなく与えたい、守りたいと、心が成長していくお話でした。
    それまでもグスグス泣きながら読んでいたのですが、最後で号泣しました。とても美しくて切ない場面で、ひどく印象的です。

    しかし結構きわどいテーマだったのではないでしょうか…。読み進めながら少々ぞっとしました。まあ、ファンタジーですから現実に当て嵌めてはいけないですね。
    それと、上下巻だと急ぎ足だった感が否めない。倍のページ数でじっくり読みたかったです。

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著者プロフィール

10月1日生まれ。切ない片思い、ヒリヒリする痛みなど、丁寧な心理描写で、少女誌、女性誌、ボーイズラブ誌と幅広く活躍中の人気漫画家。
代表作に、『王子様と灰色の日々』『500年の営み』『王子と小鳥』『丸角屋の嫁とり』他多数。

「2017年 『死にたがりと雲雀(5)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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