海と灯台の本

  • 新教出版社
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本棚登録 : 62
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784400750024

作品紹介・あらすじ

子どもたちよ灯台のようであれ!くらやみで航海できない人たちのために、明りで行く手を照らすのだ!20世紀ロシアを代表する革命詩人の、幻の絵本が復活。革命詩人が子どもたちに託した希望。

感想・レビュー・書評

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  • いつかほしい絵本

  • こども図書館の本の福袋<低学年用>に入ってた本です。

    詩ですね。
    絵はとてもダイナミックで、配色、レイアウト共に最高です。
    文字は大きく、文章量は少な目、漢字にルビがふってあるので低学年でも読めます。

    ただ、子供は全然面白くなかったとのこと。
    まだ「詩」を理解できないのかもしれません。
    男の子だからか、面白いか否かばかりで、最近は図書室の本も借りてくるような気がして、丁度良いと思って「本の福袋」を借りてみたのですが、自分で一読、嫌がるのを無理やりママがもう一度読み聞かせましたが、「楽しくなかった」「他の本を読みたかった」と言われ、がっかりです。

    もう少し別の本を探してみたいと思います。

  • 絵本で世界を学ぼう

    紹介された本。
    本書で64冊目だ。

    この絵本ははどこの国のだろう?

    表紙にはロシア語の小さな文字

    と言うわけでロシア語を使っている国だ。

    作者のマヤコフスキーは、ジョージア国の様だ。

    ジョージアは、以前はグルジアと呼ばれていたけど、今はジョージア。
    アメリカの州とは、別物だ。

    本書のミソは、ここだろう。

    以下引用

    ---------- 引用☆開始 ----------

    わたしの本は 呼びかける。

    「こどもたちよ
     灯台のようであれ!
    くらやみで 航海できない人たちのために
       明りで 行く手を 照らすのだ!」

    ---------- 引用☆終了 ----------

    本書の文章は、1926年につくられたもので、1927年に絵本として出版されたという。
    絵本ではあるが、最後の3ページ程の解説は、子供向け絵本からは逸脱している。
    ロシア革命は、1917年でレーニンによりロシア共産党による独裁国家が成立し、本書が作成されたころは、レーニンが死去し、スターリンの一国社会主義論が台頭し、トロッキー派を粛正し、というような時代で、多少世界史をかじった程度では、
    本書の解説の背景が十分に把握できない。
    アヴァンギャルド芸術弾圧に至っては、予備知識に乏しい。
    とりあえずは、絵本だけ楽しもう。

    よって本書をジョージアの本と決めつけて良いのかもわからない。

    で、ビートルズのバック・イン・ザ・U.S.S.R.で話をごまかす。

    ビートルズの通称ホワイト・アルバムと呼ばれる2枚組のアルバムの最初の曲、
    パロディだらけの曲、題名は、バック・イン・ザ・U.S.A.のもじり、曲調に
    ビーチ・ボーイズ風のサウンドをいれ、モスクワのお姉さんが歌うのは、
    愛しのジョージア と言ってもステート・オブ・ジョージアではなく、
    カントリー・オブ・ジョージアだ。

    相撲取りのジョージア出身の人は、栃ノ心だった。
    黒海と言う人もいたが、アブハジアという国だそう。

  • 灯台、みんなの行く手を照らしてくれる
    かっこいい

  • 航海する船にとって灯台の灯がどんなに大切で心強いものなのかが伝わってくるパワーあふれる絵本。

  • [江戸川図書館]

    詩のような本です。
    ちょっと4歳の息子には外したかな…と息子の反応を気にしながら読み進めました。絵は、大人びた静けさを持ちながらも、おもちゃを連想させるものでした。そして、最後のページには、この本の本当
    の命題が。正直息子に対してどう締めるべきかに困ったのですが、あまり反応がなかったのでさらりとそのまま読み流してしまいました。
    せめて灯台の役割を正しく理解してからでないと意味も通じないかな?

  • 2011年7月1日

    <Эта книжечка моя про моря и про маяк>
      
    装幀/桂川潤

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