三番町萩原屋の美人 選集 (5) (ウィングス・コミックス文庫)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403500466

感想・レビュー・書評

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  • これまでのほんわか人間模様とは打って変わって、シリアスなお話です。
    萩原屋に入り込んだ番台見習いの正体とは…!?的なサスペンス風なお話でもあります。
    いきなり入るBL的な描写は当時の流行からなのか…
    なくてもいいですよね。好きだけど。

    大旦那様の若いころ、いくさんとの出会いも描かれています。
    新キャラの正直兄さん、幾美さん登場です。大旦那様の童顔は遺伝子的なアレということでしょうか。
    教育係の太郎さんがすてき!

  • 古本屋に売ってしまったのを後悔する一冊・・・・。
    (で、買いなおしたりするんだよね)

    「三番町萩原屋の美人」は西炯子の作品の中でも長いシリーズで、当時単行本で15巻。日本の生活と外国の文化がごっちゃになりつつ、庶民がみんなたくましく興味津津、いろんなものをためすすがめつしている文明開化の明治。小間物店萩原屋のご隠居(姿は若い、気も若い)と、出入りの学生さんやらなんやらの人間模様。

    選集5・6巻に入ってる「蝮」は、中でもちょっと毛色の違う、まじモードのお話。短編のほろりするような話よりも、自分はこの因縁ひきずった若者が葛藤するエピソードが好き~~。
    西炯子がまじモードを描くと、ひりひり痛い。
    でも、そこが癖になる…。

  • シリーズ第5巻、蝮編の上。

    のほほんとした話が多かったシリーズだが、この蝮編はミステリ仕立てのシリアスな話となっている。

    新たに萩原屋の使用人となったトモジは、控えめで有能。
    萩原屋では。番頭の勘二が新規開店する支店の店長となるため本店の人事が悩みだったが、トモジの登場で事無きを得る。
    全てが順調だったはず。
    しかし、実は歯車は思わぬ回転を見せていて…

  • サスペンス調。
    いわくありげなトモジ。二人の息子登場。ご隠居や禅二郎の過去。

  • 復讐編。

  • 蝮。この話は切ない。

  • 初期のヘタうまな絵と話が好きです

  • 随分前、本誌掲載時にみて 
    絵が面白いなぁって思った作品。 
    現在、文庫サイズになっていて 
    選集といった形で発売されているうちの、お気に入りの話 
    「蝮」の前編。 

  • 西炯子もなかなかいい漫画家だなーと思います。文庫化の5冊目。ストーリー的には一番重いかもしれない…。イラストが綺麗でいいですね。

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著者プロフィール

鹿児島県出身。1988年『待っているよ』でデビュー。代表作は『娚の一生』『姉の結婚』。

「2018年 『キスする街角』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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