- Amazon.co.jp ・マンガ (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403614668
感想・レビュー・書評
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楠本まき連読み、その3。
★★★半て感じの3つ。
浮世離れした天才作家、蓮見乙嗣の話。
前に読んだ2作より好きだな。
作品世界のイメージとは少し異なるが、個人的に、BGMは、マリリン・マンソン『アンチクライスト・スーパースター』。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読。
リアルタイムのときは、『Kissxxxx』~『乾からびた胎児 』までの作品の中で一番印象が薄かったけれど、長年経過した今、私の中で当時より印象がUPした。
線は更に美しくなっているけれど、ストーリーのせいか息苦しさが和らいでいて少し自由を感じる。
作者本人曰くまさに”力わざで終わらせた”というのが伝わってくる話のたたみ方だったが、ポジティブである。
楠本さんの作品の中で比較的ポジティブ属性であるというところが、若い頃の自分にしっくり来ず、逆に大人になった(?)今の自分に好印象として写ったのかな?と思う。 -
また読み返します、と約束してから一年以上経ってしまった。偶然隣に乗り合わせた乗客同士のような関係のわたしたちは、居場所も行き場所も生き場所も失い、遠くを待つしか手段はなく。言葉を絶えず転じ続け、抑制し接するのに憔悴しきって、かつて捨て去られたものたちの息づかいを身につけては、泣いてばかりいる。それでも、覚えているほうを選ぶ。人にとってはどうでもいいことだって覚えている。きっとそれがわたしたちの生存戦略なのだ。救われたいと願っているわたしたちは中庸の人間じゃない。
ねえ、天使が天使らしからぬ顔でやってくるよ。 -
生い立ちが複雑で屈折した破滅型の作家の男が、偶然拾った美少年の正体とは・・・?おどろおどろしげなタイトルと裏腹に、きちんと救いがあるのがいいですね。カバーが透明でオシャレ。
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2013.05.13
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一人で跳ぶにはあまりに高すぎるハードルがあるなら、誰かと手を繋いでくぐり抜けてしまえばいい。とでも言いたげな、全ての憂鬱を吹き飛ばすかのようなラストの青空がとても好きです。中盤の誰もが足を取られ飲み込まれるような泥濘をここまで美しく昇華させるとは驚きでした。儚くて脆くて残酷で、でも妙に可笑しい。そして愛しい。素敵な作品です。
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楠本まきのマンガ作品。
キャラを描きたかったというのがわかる、マンガマンガしてるマンガです。
乾からびた胎児、というクラッシック曲があるんだとか。 -
楠本まきの漫画の一冊。
お話とキャラクター重視の一冊。
1冊通して1つの話です。
漫画読んだ、って気分になります(笑) -
すんなり読める。すっきりさわやか!
これはこれで好きだ。
ホモマンガみたいにならなくて安心した。