5巻では蕪木の高校時代の親友・三条が出てきて、蕪木の家のことや昔のことが少し分かってきます。
実は、三条とは利害関係が一致するから友達になっただけという蕪木に、そういえば、尾上くんと出会った頃の蕪木ってすごくドライで嫌な感じの人間だったな~と思い出しました。笑
蕪木がどうしてあんなドライな性格になったのか、その理由が少し分かって気がして嬉しかったです。
そして、その頃の自分を少し後ろめたく思っていた蕪木ですが、尾上くんのお陰で、暗かった思い出も明るく変化してしまうから不思議。
尾上くんの真っ直ぐで明るいパワーは本当にすごい。
こういうところが、蕪木が尾上くんを好きになった理由なんじゃないかなと思います。
そして、三条くんの抱えるトラブルを尾上くんの一言から二人で解決していくしていく流れもすごく良かったです。
やっぱり、飴色パラドックスの魅力は恋愛+お仕事がしっかり描かれているところだと思うので。
エロは全然多くないですが、尾上が可愛いのと、その尾上にムラッとする蕪木も可愛いので良かったです。
最後、三条に嫉妬する尾上くんに、自分の気持ちが分かったか!という蕪木が面白い。笑
恋愛としての「好き」ではないとしても、やはり長年一緒に居た親友には、やきもちをやいてしまうものですよね~。
このシリーズまだ続きそうですが、次はどんなお話になるのか楽しみです。