怨霊の宴

著者 :
  • KADOKAWA(新人物往来社)
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404025791

感想・レビュー・書評

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  • 第一・二章と第三・四章を二人で分けて書かれているので前半と後半で文章の書き方が違い、読み辛かったです。
    前半は読みやすかったのですが後半がやや勿体ぶった感じで読み辛かったです。
    怨霊が誕生した理由を当時の政治や世情を絡めて書かれていますが割と有名どころで見知った人物ばかりでした。知らないところでは怨霊としては小物感がする人物で…宴、と言うタイトルには物足りず。
    最終章も何だか纏めにもならず中途半端な終わり方でした。

  • 奈良時代後半から平安時代までの怨霊を扱っている。史料からの引用の多くが現代語でされているので、その点は読みやすい。ただ、この時代の一通りの歴史知識がないと少々難しいかもしれない。怨霊が登場する背景となる「敗者のものがたり」を知ることで、歴史をより楽しむことができると思う。

    この本によると、怨霊が正史上に登場する早い例は『続日本紀』にある藤原広嗣の怨霊。天平十八年六月十八日の条に玄昉の死亡記事があり、藤原広嗣の怨霊に死に追いやられた玄昉の有様が載せられている。この他、橘奈良麻呂など多数の怨霊が登場。
     
     

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