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- Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404037565
感想・レビュー・書評
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足利将軍を討ったために、領地を奪われ、浪人になる赤松家。再起をするため、何度か蜂起するがその度に失敗し、赤松宗家の血を継ぐものが子供一人になってしまう。もはや、失敗はできない。そこで、考えられたのが、吉野にある南朝から神器を奪うこと。しかし、幕府からは復権のために、南朝の天皇の首も条件にされる。困難な条件だが、やるしかない。吉野の険しい山道を、そして仲間の葛藤をえがく。最初のストーリーはまどろっこしかったが、吉野に入り込むところや、最後に主人公の小寺藤兵衛が覚悟を決めるところはスピード感あり、ハラハラして読んだ。神器を取り返してきたときに、今まで助けてくれていた者が恩賞ほしさに、神器を掠めとるところは、どうなるかと思った。
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