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- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404038258
作品紹介・あらすじ
動乱の幕末を生きぬき維新の栄光を手にした功労者の陰で、多くのすぐれた人材が、志なかばで斃れた。なかでも吉田稔麿は傑出した大器として、その早すぎる死が惜しまれている。長州藩の軽輩出身の稔麿は、幕長融和という独自の道を開こうと、ひたむきに行動し、「維新を一年遅らせた」といわれる池田屋騒動で、ついに幕末の"主役"に躍りでることなく、二十四年の短い生涯を終える…。志士たちと密議中に新選組に急襲された稔麿。その最期は、事変の真相とともに、元治元年(一八六四)六月五日、乱刃ひらめく池田屋の暗闇の中にいまなお閉ざされている。
感想・レビュー・書評
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小説言うか、歴史の本と言うか。
どっちつかずな感じですが、吉田稔麿の本自体が珍しいので。
最初に読むにはちょうど良い本だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小説っぽい資料なのかな? と思っていたが、基本的に小説というスタンスらしいです。文久2年から池田屋で亡くなるまで売れっ子芸能人並みに多忙な栄太の来し方、史料だけではわかりにくい「流れ」をつかむのにはもってこいだと思われます。巻末に年表あり。
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