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- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404042286
作品紹介・あらすじ
大谷刑部少輔吉継。石田三成との友情に殉じ、関ヶ原の合戦で不運の死を遂げた名将。抜群の人気にもかかわらず、両親の名や出生地も定かではない吉継の謎に包まれた生涯を明らかにする。
感想・レビュー・書評
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タイトル通り、大谷吉継の話。
あまり炎の、という感じはしなかったが、史実を忠実に再現しようとしているところは○。
あまり大谷吉継のことを知らなかったので、勉強になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
関ヶ原での活躍や石田三成とのエピソード以外、大谷吉継について全く知らないなと思い買ってみたが、本書を読み終わってわかったことは、結局何もわかっていないなということだけだった。
出身も豊後と近江の2説(厳密には近江に2種類あるので3節)、生年も不明(結局石田三成より年上なのか年下なのか。本書の中で、著者により採用する生年が違うというのがたちが悪い)、関ヶ原における役割も未確定(定説どおり、元々西軍につくつもりはなかったが、光成との義を重んじて西軍に着いたのか、はたまた別の思惑があったのか)、と分らない尽くしだ。
これほどまでわからないことが多い人物だと、本書のような歴史検証系の本より、多少脚色が入っても、思い入れのある小説家による歴史小説の方を読んだ方が楽しめるかもしれない。
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