- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784405082168
作品紹介・あらすじ
TVや雑誌で有名な日本ヨーガ瞑想協会会長綿本彰による入魂の1冊。綿本彰が指導者に伝えてきたメソッドを惜しげもなく公開。ヨガをより深めるために最も重要な100ポーズの写真を掲載。綿本彰氏ならではの緻密で臨場感あふれるわかりやすい解説付き。辞書的でシンプルな使いやすさでありながら、世界で通用する信頼できる内容の教科書。入門者から指導者まで。
感想・レビュー・書評
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ヨガを行う上で大切にしたいこと、呼吸やポーズの注意点などがわかりやすく記されています。
ポーズはあくまでも手段。
ゴールは自分の身体と向き合い、認識すること、鍛錬することなんだなとの理解を得ました。
【指月(しげつ)】禅
人の指を以て (もって) 月を指 (ゆびさ) し、以て惑える者に示すに、
惑える者は、指を視て月を視ざるが如し。
人これに語って言 (いわ) く、「我指を以て月を指すは、汝をしてこれを知らしむるなり。汝何ぞ指を看て月を視ざる」 と。
〔国訳大智度論(こくやくだいちどろん)『國譯大藏經』 論部 第一卷 (p.330) 〕
"ナーガールジュナ(龍樹)作とされている 『大智度論』 の和文を抜粋したもの。
般若経の解説書。
「あの月のようなものだ」といって、空を指さしたときに、その指を見るばかりで、月に意識が向かないのは、普通なら誰でも愚かだと思うでしょう。
言葉というのは、そういう指の働きをする手段にすぎないので、その指が示すものにこそ、意識を向けるべきだということです。"
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烏兎の庭 第六部 10.4.21
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto06/diary/d2110.html#1004 -
ヨガの100のポーズについて、それぞれのポーズに複数の写真と解説がついて掲載されているので、ポイントがとても分かりやすい。ヨガが心も体もハッピーにするものだということが、よく分かる。
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あとがきにある「指月」の説明が本書の特徴を捉えています。
たまに思い出したようにポーズの確認で見ます。 -
ブームになって久しいヨガですが、冒頭で綿本さんがおっしゃられている、言葉が印象的です。
ヨガは精神鍛錬の一つであり、スポーツではないのだなと。スポーツは精神鍛錬にもなりえますが、スポーツ=精神鍛錬ではないんですね。
メロディー洋子さんが写真で実践してくれています。
ポーズが見やすいのはもちろんですが、最後の索引がとっても便利です。ポーズの名前をあいうえ順で検索でき、また、一覧表で、体の部位と症状別に効果的なポーズを検索することもできるので、今日は目が特に疲れている〜なんて日に便利。そして、ポーズ別のページでは、序盤・中盤・終盤のどこでそのポーズをするべきかということも書かれているので、それも参考にできます。
教科書と名打っているだけあって、私のような初心者でも使えて、また(想像ですが)上級者の人もなにか得るものがあるような出来上がりになっていると思います。