徹底図解 古事記・日本書紀

著者 : 榎本秋

• 新星出版社 (2007年11月3日発売)

感想・レビュー・書評

[Makotoさんの感想 · 2020年5月14日]

古事記、日本書紀に関して簡単に全般を把握するための本ですね。副読本的という感じですかね。

しかし、中世ヨーロッパみたいなろくでもない男女話多すぎませんかね、日本神話…。まぁ、柱をぐるっと回って、声掛けの順番やら凹んでるところと出ているところをあわせてみようみたいなのが冒頭にあるので（この本では凸凹の話には触れていません）、そんなんばかりでも仕方ないかなとも思ったり（古代からある神話系って、ちょっと間違うとエロ本だしね）

この疫病は俺が原因だ祀れば解いてやるみたいな神が居たり、天皇の嫁の様子を見に死者として出た弟が嫁も宝も奪って、その罪を別の人なすりつけてたりとか、兄妹で愛し合ってそのまま死んでたりとか、女装してだまし討したのにお前はすげえやつだと倒した相手に名前送られたり、討伐終わって帰ってきたらまた討伐に出されてブラック企業感満載だったりと、いろんな意味で面白いです。愛憎劇多すぎる気が…ｗ

浅く広く古事記や日本書紀を知りたいなと思ったときに便利な書籍ですね。全般において概要と人物紹介になっています。

ネタバレ上等なタイプで本文を読む前に概要を知っておきたい人におすすめです。

[kitkityoさんの感想 · 2016年1月15日]

面白かったー。絵に一目惚れで衝動買い。

[のこさんの感想 · 2015年3月24日]

オオウスとオウスについて知りたかったので手にしたのですが、知っている情報しかなくて残念。
ただ、ざっと知りたい人には好い一冊。わかりやすくて素敵です。そして雄略天皇のビジュアルがかっこよかった。

[bookersssさんの感想 · 2013年7月17日]

そのままですが、古事記、日本書紀を図など駆使しながら解説している本。

いわゆる記紀は日本のなりたちが書かれているのですが、僕は2年ぐらい前までそれを知りませんでした…。現在の日本はこれらが正しいことが前提になりたっているのに知らなかったなんて…。あー恥ずかしや…。しかし、そうであることは教わってはいないのですよね。

いずれも原文は難解なので当面手に取る気はないですが、この手の本、何冊か見てるんですよね。どうも頭に記録されていかないのですが、やっと何となく記録されつつあります。改めて思ったのは、前半の神話パートがやはり面白く、後半の天皇の系譜・行いパートは飽きる。。

この本のよいところは図解、個別の神々・人物紹介がされているところでしょうか。イラストは劇画なんですが、思い切って今風イケメン（三国無双とか戦国バサラ風）イラストにすればよかったのに。

[librarylovers2012さんの感想 · 2012年10月12日]

「歴史」分野第10位

[shuri178さんの感想 · 2012年8月16日]

古事記の内容を頭の中で整理する為に購入しました。イラストもあって読みやすいため、入門編としてよいかも。

[匡さんの感想 · 2010年8月1日]

3.5

[kyourakutsunaさんの感想 · 2010年6月1日]

まあアレですよ、中身のオオクニヌシが美形だったんで買ったんですよ（爆）他にヤマトタケルとか雄略天皇などなど、とにかく美形のオンパレード。ありがとうございます。アマテラスもふつくしい。
内容もフルカラーで写真などもたくさん出てますし、当時の衣服の絵なども出ているので結構参考になります。何気に日本神話の世界観（高天原とか葦原中つ国とか）の位置関係が図で載ってたのがよかったですね。根の国ってどこにあるんだろう、とか思ってたら字の通り根っこの国でした（笑）

[林さんの感想 · 2010年1月27日]

古事記・日本書紀に関するビジュアル的な資料が欲しくて。
迷った挙句、買ってしまいました。

解説もかなりわかりやすく書かれてるので、古事記＆日本書紀の入門書としていいかも知れませんね。

ただ神様たちの御尊顔が（笑
イメージ通りか否かを確かめるだけでも面白いかも´∀｀*
アレなイメージだった雄略天皇が、意外に……で笑ってまいました（笑

[PAOさんの感想 · 2009年10月19日]

店頭ですんごく迷ったけど、図書券があったから買ってみた。
ま、このへんのお話が詳しい人には要らない本です。
「え～、この人(神さま）こんなん？イメージとちがーう｣とかいうのを
愉しむ本だと思います。

著者プロフィール

《榎本秋》
作家、文芸評論家。1977年、東京生まれ。書店員、編集者を経て作家事務所・榎本事務所設立。小説創作指南本や歴史解説本など多数の書籍を制作する傍ら、大学や専門学校で講師を務める。本名(福原俊彦)名義の時代小説も合わせると関わった本は200冊を数える。
主な書籍に『描く前に“絵の出来”はすべて決まっている　イラスト・ラフの正しい作り方』（秀和システム）や『ナンバー2の日本史』（MdN新書）などがある。

「2023年 『イラスト・マンガ発注マニュアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」