よみがえれ、えりもの森

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  • 新日本出版社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784406030281

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  •  開拓とともに百人浜の森は失われ、むき出しになった赤土が風に舞い上がり、海までが赤く染まった。魚も昆布も獲れなくなった。森を再生させようと、襟裳の人々は植林に着手する……。


     図書館本。
     風の中のす~ばる~♪なんて聞こえてきそうな話だったが、実際にプロジェクトXも参考にしているらしい。

     子供ウケはどうなのか知らないが、描き慣れた感じの絵で、落ち着いて読める。色味が意外とビビッド寄り。
     絵本なので、残念ながら内容は物足りない。で、絵本程度の文章量じゃないと読むのがつらい年齢の子に、この内容は難しいのでは? そのくらいの歳だとよほど近隣に住んでいない限り、えりも町がどこにあるか知らないと思うよ……。

     この話を知ったときはびっくりした。テレビで見たのだが、やはりプロジェクトXだったのだろうか。
     “襟裳砂漠”と呼ばれたほどの状態は、幸いにも目にしたことはない。今は延々と松林が広がっている。あの面積を掘り返したり、海草を敷いたり、気の遠くなる作業だ。
     この本の出版が2003年。20年ほど経った今も、緑化は継続中らしい。
     砂漠に緑を取り戻した人々の努力は脱帽ものなのだが、森を砂漠にしたのも人間。そのツケを、砂漠化の原因を作った人々の子孫が払った格好なので、なんとも言いがたいものがあるなあ。

  • 和人が不毛の地にした襟裳(えりも)岬に思考錯誤しながら植樹して、なんとか大地と海をよみがえらせました、というハートフルストーリー。アイヌなら襟裳岬を砂漠になんてしなかった。

  • <div class="booklog-all" style="margin-bottom:10px;"><div class="booklog-data" style="float:left; width:300px;"><div class="booklog-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/440603028X/ieiriblog-22" target="_blank">よみがえれ、えりもの森</a></div><div class="booklog-pub">本木 洋子, 高田 三郎 / 新日本出版社(2003/09)</div><div class="booklog-info" style="margin-top:10px;">Amazonランキング:100,194位<br>Amazonおすすめ度:<img src="http://booklog.jp/img/5.gif"><br></div><div class="booklog-link" style="margin-top:10px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/440603028X/ieiriblog-22" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a><br><a href="http://booklog.jp/chocochip/asin/440603028X" target="_blank">Booklogでレビューを見る</a> by <a href="http://booklog.jp" target="_blank">Booklog</a><br></div></div><br style="clear:left"></div>

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