戦争と弾圧──三・一五事件と特高課長・纐纈弥三の軌跡

著者 : 纐纈厚

• 新日本出版社 (2020年10月30日発売)

作品紹介・あらすじ

戦前期の戦争の時代に天皇中心の国体思想に迎合しない人々を徹底的に弾圧し、その人権や生命すら奪った戦前期の権力者たち。その彼らが時を経て生き残り、再び戦後日本で新たな国体思想を普及すべく、紀元節復活を目的とする「建国記念の日」を目指す。その旗振り役を担った特高課長・纐纈弥三を通して、戦前戦後を通観する、迫真の書き下ろし。

感想・レビュー・書評

[学習院大学 法経図書センターさんの感想 · 2020年12月1日]

東2法経図・6F開架：289.1A/Ko42k//K

著者プロフィール

１９５１年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、山口大学人文学部教授、独立大学院東アジア研究科教授。遼寧師範大学客員教授。政治学博士。近現代日本政治史・軍事史専攻。

「2009年 『田中義一　総力戦国家の先導者』 で使われていた紹介文から引用しています。」