春の来ない冬はない 時の変化の法則の書『易経』のおしえ

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  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408339245

作品紹介・あらすじ

東洋最古の古典『易経』から「時の変化の法則」を読み解き、この時代の激変にいかに対処して生き抜いていくか、その叡智を学ぶ。

感想・レビュー・書評

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  • 以前に別の本で読んだ、著者の乾為天の解説がとても興味深かった。易経の本の取っ掛かりだけでもこれほど面白いことに驚いた。
    本書で紹介されている卦も一つ一つ面白い。全ては移ろう。でも春の来ない冬はない。全ては陰と陽のバランスの中にある。
    とっつくにくいと思いつつも面白い、また易経を深めてみたくなった。

  • 第1章「不測の事態への対処と心構え」
    変化の法則はすべて自然に習え――天雷无妄
    无妄でなければ?いあり
    パニックの時は洋の東西を問わない――火沢?
    泥まみれの豚が鬼に見える時
    心は常に背に置いて生きる――艮為山
    自らの役割を見失わない――震為雷
    至るを知りてこれに至る

    第2章「変化変通の理」
    平かなるものにして陂かざるはなし――天地否と地天泰
    平事の変化、有事の変化――雷風恒と沢火革
    革命的変化では痛みを伴う
    不況期の乗り切り方――山沢損と山雷頤
    利は義の和なり――山沢損と風雷益
    依頼心を捨てよ――山雷頤
    冬の時代のリーダーのあり方

    第3章「永続可能な生き方の条件」
    豊かな土壌づくりとは何か――山水蒙
    学びは泉のごとく
    学んでほしいと師から言わない
    焦らず、急がず、歩みを止めず
    蒙昧なまま高い地位についてしまったら
    まずは自分自身に問うべし

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著者プロフィール

易経研究家。東洋文化振興会相談役。
1949 年名古屋市生まれ。中国古典『易経』を、占いでなく古代の叡知の書としてわかりやすく紹介。全国の企業、官庁で講演やセミナーを開催している。『易経』全文を読むのに14 〜15年かけるNHK文化センター(名古屋)「現代に生きる『易経』入門」講座は今年で26年目になる。
主な著書に『超訳 易経 陽―乾為天―』『超訳 易経 陰―坤為地ほかー』(ともに新泉社)、『人生に生かす易経』『経営に生かす易経』『「易経」一日一言』、CDシリーズ『易経講座』1〜6(いずれも致知出版社)、『易経入門~64 の物語に学ぶ生き方』(CD 全13 巻/ユーキャン)などがある。

「2022年 『春の来ない冬はない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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