- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408395548
感想・レビュー・書評
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孫正義功績録(出生~IPネットワーク整備編まで。)
・良かった点
勉強にしろ行動力にしろ、諸々ぶっとび具合が凄い。特に周りがどんなに反対しても猪突猛進して不可能を可能にしてく所は、凄すぎてちっとも参考にならないけど、世の中にはこんな人もいるんやね~という点で面白かった。
・よくなかった点
マンガ雑誌ビジネスジャンプが初出のせいか、著者が孫正義に心酔しすぎなのか、「正伝」を自称するには偏りがありすぎる。旗揚げしてからのエピソードが飛び飛びで分かりにくいし。あと後ろの方で家族を愛する人物像を出す際に、妻子の話が来るのかと思ってたら実弟ネタが来て、いい年した既婚者なのに家族ってそっちかよ!!と思わずツッコミ入れてしまった(在日韓国系で一族の結束が固いのはいいとしてもさ)。
<総評>
本当はこういう評伝って本人の死後、功罪織り交ぜて書いた方がよかった気がするんだけど、これは「孫正義スゴイィ!!」な取り巻きの書いた本っぽい。題材は面白いけど構成が面白くないという非常に珍しい作品。決定版とか書き直した奴があるらしいけど読まないと思う。個人的にはこの非凡の夫を伴侶にした夫人の苦楽回想とかの方が面白そうだなあと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
目標に向かって何かスイッチが入ったように超人的集中力で遮二無二頑張れるところはやはり凡人ではないと思うし、何よりも真っ直ぐなところがいい。この本を読んで孫さんが好きになった。
ただ「デジタル情報革命」の意味するところは理解できないので、孫さんが最終的に目指すところが分からないのが悔しい。 -
まだ生きている人を偉人と奉った本なんて、さぞかしうっとおしいだろうと思って読んだら、意外に素直に読めた。
猛烈な勉強ぶりと、バイタリティに圧倒される。
そしてなにより、頭脳明晰。
なんとなく機を見るに敏な商売人といったイメージだったが、ICTの専門家として一流なのだろう。
「クロネコヤマトの宅急便」の創始者の小倉昌男氏の本でも思ったが、理論的で精緻な頭脳でなければ、ビジネスは成功しないということだ。
経営上のノウハウも必要だろうが、まず最初に、専門分野の深い洞察力があってこそ。
プラス行動力と情熱。 -
・時間がもったいない
どんな短い時間でも時間を無駄にしない。学習し続けること。
努力の量が結果を決める。
・発明のプロセス
①問題解決法→困っていることを解決する商品
②水平思考→既存の物の逆 赤→白 大→小
③組み合わせ法→既存の物を組み合わせる
ラジカセなど
いずれも実践できる。アイディアの出し方として参考になった。
・苦労は楽しんでしないと人間的成長がない
ただ苦労するだけでなく、置かれている状態を楽しむことが大事。
今置かれた逆境にも感謝する。苦労を成長のチャンスとプラスに考えられるようにする。
・真の船長というのは、みんなに相談して行き先を決めるもんじゃない。
→やると決めたら、貫く。リーダーシップ。固い意志。
もっとも重要な3つのこと。①志と理念 ②ビジョン ③戦略
→常に志を持った上で、達成すべく戦略を立てる。 -
熱いものを感じました。
所々のエピソードが端折りすぎの感じ。
【気にいったところ】
・途中までしかできていないところが重要
・誰かが見ている
・ライセンスで自分の所だけ儲けるのは許さない -
気になっていた本。 半生を綴った自叙伝的なものでもあるが、ソフトバンク社設立当初からどのようなビジネスを行なってきたかが具体的で良かった。 特に、アメリカのM社やその会長との長年の経緯などは非常に興味深かった。 少しネタバレになるが、アップルやiPhoneについての内容はなかった。 他の本でそのあたりを触れているなら、そこも気になるところである。
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朝起きるのが楽しくてしかたない
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一番目が志と理念、二番目がビジョン、三番目が戦略。
みずからインフラをつくる。人々のライフスタイルをかえる。
欧米で発売された自動車や、家電製品を少しでも安く丁寧に作った会社は今までごまんとあったが、それは欧米の模倣であり二番煎じである。 -
井上篤夫さんの本読むの2冊目。他人の人生をよくここまで活字にできるなー、読んでいて面白いのは孫正義の話しだからだけでない。