- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408411392
感想・レビュー・書評
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我々のような開発を仕事とするような会社には、
特有の、共通した悩みがあります。
本日ご紹介する本は、
開発現場の共通の問題を洗い出し、
それらを改善する考え方と方法論を示した1冊。
ポイントは
「職場にはびこる習慣」
習慣になってしまうと
それは、無意識に行われます。
悪いことが習慣になると、
良くないと解っていても、
誰も改善しなくなるものです。
「コミュニケーション不全」
会議で仕事の状況は確認するけど、
今後の具体的な改善については曖昧に終わってしまう。
どこの会社でもあることだと思います。
コミュニケーションは
過去の確認ではなく、これから仕事を進める順序や手順など
未来の準備のための話をメインにしないといけません。
「個人商店化」
1人で悩みをかかえこみ、他人のことは知らないことを
個人商店化といいます。
人に仕事をつけてしまうとどうしても
そうなります。
仕事に複数の人をつけ、
チームでやる意識を持つことが重要です
「曖昧なスタート」
プロジェクトの最終イメージが
メンバーに理解されないままスタートしてしまうと
プロジェクトの後半または、納品後に予定外の作業が
発生します。
プロジェクトのリーダーは、面倒くさがらず、
計画段階で、メンバーがとことん理解するまで
説明することが、全体の効率化につながります。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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インパクトメソッドの最終ゴールは、プロジェクトの成功と、個人と組織の成長
チームによる技術課題検討が、負荷の平準化や人材育成の面でも高い成果を生む
段取りコミュニケーション=仕事を進める順序や手順を決め、その準備に活かすコミュニケーション
コミュニケーション=進捗確認から段取りコミュニケーションに切り換えていく
人に仕事をつけるのではなく、仕事に人と人をつけ、チームでやるもの
環境変化の厳しい時代には、変化を尊ぶマネジメント風土こそ理想
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◆目次◆
第1章 インパクト・メソッドがチームを変える
第2章 現場の現実
第3章 チーム革新のための活動
第4章 個人の成長とチームの成長のために
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◆マインドマップ◆
http://image02w.seesaawiki.jp/f/2/fujiit0202/cbdcfc6d94a21472.png
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No.658