国道? 酷道!? 日本の道路120万キロ大研究 (じっぴコンパクト文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408456539

作品紹介・あらすじ

道路なんて、通れて当たり前。家の前にもある、あまりにありふれたもの。だから、道路に気を留めたことがある人なんて、いないかもしれません。でも、時にスキがあり、道路はファニーな表情を見せてくれます。国道なのに通行困難な「酷道」、クルマが走れない「海上国道」、トンネルの脇に見える小径・「旧道」…。本書を読めば、毎日歩いている、あるいはクルマで走っているあなたの家の前の道が、そしてドライブ途中の風景が、まったく違って見えるようになりますよ!

感想・レビュー・書評

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  • ブログ『7931のあたまんなか』に読書メモを書きました。

    『国道!? 酷道!? 日本の道路120万キロ大研究』読書メモ
    http://wed7931.hatenablog.com/entry/2017/10/30/220532

  • ニッチな趣味に取り憑かれたマニアの熱意に触れることができて楽しく読めた。自分自身は道路趣味なんてさらさらないのだが、こう言う何の役にも立たない無駄知識を披露してくれるイカれたマニアの存在は本当に貴重である。しかも情報が濃くて学術的である。実に面白い。
    『マイナーな趣味マニア』の観点からは完成度の高い一冊。

  • 2013年刊。2015年文庫化。道路トリビア集。おにぎりとかヘキサとか。

    ◆【引用メモ】廃止された道路標示の例としては、「最高速度」の道路標示とセットで描かれていた「高」や「中」の文字があります。これはかつて道路交通法が高速車(大型乗用自動車や普通自動車など)・中速車(大型貨物自動車など)・低速車(原動機付自転車)という「車両の種類」ごとに最高速度を設定していたことによりますが、自動車の性能が全般的に向上してきて中速車を分ける必要性が薄れたとして、平成4年にこの区分最高速度は廃止されています。(p.189)

  • 農道や林道が道路法上で整備されているものではない、などおそらく基本的なことさえ知らなかったので大変興味深く読み進めることができた。
    なかでも、酷道は時を経て酷道になるのかとおもっていたが
    むしろ整備されることを見越して酷道が国道指定されるというのは大変な驚きだった。

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著者プロフィール

昭和52年千葉県松戸市生まれ。横浜市で鶴見川のサイクリングロードを友とした小学生時代、秋田県潟上市で「山チャリ」(マウンテンバイクで林道を走る)に目覚めた中学生時代、峠の旧道に愛着を覚えはじめた高校生時代を経て、大学中退後に就職。しかし山チャリの味が忘れられず、興味の中心は旧道の先に眠る「廃道」へ。2000年、WEBサイト『山さ行かねが』を開設。2007年、住み慣れた秋田を離れて東京都日野市へ単身転居。活動の軸足を関東に移すと同時に、廃道で生計を立てる日本初のプロ・オブローダー(廃道研究者。自身も執筆に加わる廃道専門WEB雑誌「日本の廃道」による造語)を目指しはじめる。著書に『国道?酷道!?日本の道路120万キロ大研究』『廃道探索 山さ行がねが』、共著に『廃道本』『廃道 棄てられし道』(実業之日本社)、『廃道をゆく』シリーズ(イカロス出版)、『廃線跡の記憶』シリーズ(三才ブックス)ほか。ドキュメンタリーDVD「廃道クエスト」シリーズ(日活)主演。トンネルも大好きで、「横須賀トンネルツアー」のガイドも務めた。

「2021年 『日本の道路122万キロ大研究 増補改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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