- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408504650
作品紹介・あらすじ
のんきを絵に描いたような鯉ヶ窪学園。敗退を続ける野球部グラウンドからベースが盗まれてしまう。オレ(=赤坂通)が唯一の下級生として在籍する探偵部員の総力を結集しても謎は解けない。後日、野球部とライバル校との練習試合終盤に事件は起きた。白昼堂々、球場で発見された野球部監督の死体に騒然となる両校関係者と捜査陣。動機は不明、球場ではアリバイ実験も行われるなど混迷をきわめる事件に、オレたち探偵部三人が事件に首を突っ込んだ。しょうもない推理合戦の先に待つものは…。
感想・レビュー・書評
-
鯉ヶ窪学園探偵部シリーズの第二弾。
ミスリードにすっかりハマり、終盤の怒涛のネタ明かしはなかなか面白かったです!
ただいかんせん野球のことを全く知らないもので、イマイチ上手くイメージができない部分もありました。。
野球好きならもっと楽しめたと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相変わらず軽いノリで、、サクサク読めましたね。
内容はあんまり残ってないけど、、(^_^;)
「放課後はミステリーとともに」は結構面白かったんだけどな。
部長が行き過ぎちゃてるな。 -
さらりとよめる。
-
「謎解きは~」はいまいちだったけど前に読んだ「ここに死体を~」のテンションが好きだったからこっちも好み♪
ただ続きものだった。今更「放課後は~」を読んでる。
野球はそこそこにわかってるからトリックや解説も面白かったけど野球に疎い人はよく分かんないだろうなぁ。
でもキャラ読みでも楽しいんじゃないだろうか。こういうばかばかしくもくすっと笑っちゃう会話とか好きなんだよね。 -
昔読んで再読。
探偵部3人の掛け合いのテンポが良くて好き。 -
鯉ヶ窪学園シリーズ第2弾。探偵部員三人は今日も総力を結集し部活動に励んでいる。学校では野球部とライバル校との練習試合が行われ、試合終盤には野球部監督の死体が発見される。今作もたくさん笑える。登場人物のキャラも立ちそれがより魅力を引き立てている。トリックがいまいちピンとこなかったかな。
-
アリバイのトリックが面白い。微妙に現実性が欠けるけど、ユーモア仕立てなので不条理感は感じない。されに被さる叙述トリックもいいよね。
-
鯉ケ窪学園第二弾。
章タイトル通り、野球をテーマに殺人事件が起こる。
ミステリとしては想像通りのトリックというか、可能性の一つのトリックとは思ったが、それとは別にまさかの落とし穴があって、そんな引掛けがあるとはまったく思ってもいなかった。東川作品はおもしろさの上に繰り返しもあるからか、謎解きを真剣にいつもしていない私でも「ちょっと解いてみようかな?」という気持ちにさせてくれる。敢えなくまさかの落とし穴を前に完敗したが、どんよりした気分がない分、謎解きを考えるのもおもしろいと思える。
ただ一つ気になるのはキャラクター重なり具合。探偵部はアクが強すぎるからか定着はしたのだが、そのほかの登場人物がなんとなく東川作品によく居る人物に見えて来てしまう。生徒会長の桜井さんで特にそう思えてしまった。シリーズを重ねる毎にもっと芯が強くなっていくのかなぁと期待。