- Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408534343
作品紹介・あらすじ
大学陸上部で同級生だった三人が、オリンピック男子マラソン代表・最後の一枠の選考レースに出場する。三十歳の彼らにとって、これは五輪へのラストチャンスだった。日本最高記録を持ちながら、故障に泣かされ続けた天才ランナー須田は、最高の練習環境に身を置き復活を賭ける。陸連批判をしてチームを去り、四年ぶりに走る武藤は「俺が勝つ」と豪語。そして、優勝経験がなく"勝ち方を知らない"青山の前には、ドーピングを勧める謎の男が現れて…。栄光に挑む男たちを巡る葛藤・執念・陰謀を描く、傑作書き下ろしマラソン小説。
感想・レビュー・書評
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#読了。同じ大学の陸上部に属した3人が、年齢的にも最後になるであろうオリンピックの最後の1枠を賭けてレースに出場する。ドーピング、マスコミなど、相手だけでなく自分の内に秘めたるものとの葛藤/戦いは面白かった。ラストがかなり意外な展開であったが、個人的には納得しづらい。
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マラソンもの。
ドーピングとか、は知るモチベーションとか色々面白かったけど、やはりわたし的には青山にオリンピック出て欲しい気持ちが強かったので、うーんって気分です。
でもずっと走り続けてもらいたい。
個人的に陸上好きなので楽しめた。 -
マラソン選手のドーピングの話
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マラソン選手とドーピングを題材とした堂場瞬一のスポーツ小説。
著者お得意のスポーツ選手の心理描写は流石と行った感じだが、主人公青山にドーピングを持ちかける薗田をなかなか尻尾を出さない謎の人物として描いた結果、逆に中途半端な感じになってしまった感じがする。 -
なんかもやもやするマラソンもの。でも走り出したときの疾走感はなかなか。プロの走ることの意識を知る。ちょっと走りたくなる。
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途中で色々あって中断したので、一つの作品として入り込めませんでした。
また、時間をおいて、いつか借りてみようと思います。 -
八王子化学工業陸上部の青山晋は,マラソンを確実に完走するものの勝つことができないまま30歳になり衰えを感じる。オリンピック出場のかかる五輪記念マラソンで,大学時代に一緒だった須田と武藤と初めて一緒に走ることになるが,レースを前に謎の男薗田からドーピングをそそのかされる。
もともとあまりマラソンには興味がないが,その分勉強になる。 -
難解な箇所も無く読みやすかった。マラソンをしていく上でドーピングの誘惑が。主人公や取り巻くライバルの行動はどうなるのかといった作品。スポーツ漫画を読むような感じで読めた。スポーツ好きは是非。感情移入出来ます。
というのは、「チーム」を読んで感じていました。が、野球はもともと興味がなく、水泳の世界もよく分からない...
というのは、「チーム」を読んで感じていました。が、野球はもともと興味がなく、水泳の世界もよく分からない・・・ということで、警察モノ以外ではまだソレしか読んでいませんでした。
「キング」を読みたくさせられたレビューでしたv。