- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408535784
作品紹介・あらすじ
明治41(1908)年の創刊から、昭和30(1955)年の終刊まで、日本の出版史上もっとも長きにわたり刊行された少女雑誌『少女の友』。その長い歴史のなかで、きわめてユニークかつ資料的価値の高い連載がはじめて一冊になりました。セーラー服の着こなしから、髪型、しぐさまで、すこぶる親身でちょっぴり辛口なアドバイスはいまこそ必読です。
感想・レビュー・書評
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現代に通じるハイセンス。凄い。
女学生向けの雑誌に「着物」の項目があるのは、さすが時代だなと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今も色あせない中原淳一の描く女学生のスタイルや服装のデザイン.全く古びていない.立ち居振る舞いや小物遣いまで丁寧に指導しているのも,単なるスタイルブックと違って素敵だ.こういう形で読めて素晴らしい.
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現代でも通用しそうな、中原淳一のクラシカルなデザインのワンピースが満載の服装帖。具体的にはウエストコンシャスでスカートは膝下丈でふんわりしたシルエットが多い。「女学生服装帖」とタイトルにあるだけに女学生の乙女向けのデザインが殆どだが、デザインを変えればアラサーでも着れそう。髪型に関する考察が面白く、リボンひとつつけるのにも拘りがある中原先生がすごい。杏ちゃん、寂聴さんのインタビューもあり。それにしても「少女の友」時代の中原先生の絵は好み。まつげびっしりの夢見る瞳。
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貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784408535784 -
この感性、今でも古くないところが素敵です。やはりこのロマンが必要なんだろうなあ。
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どの衣装をとっても愛らしい。
また、顔の形に合った髪型などの細かいアドヴァイスも素晴らしい。 -
お金がなくて新しい服をホイホイ買うことができない女の子たちにとってこれは、知恵を使うことでおしゃれができると教えてくれるバイブルのような雑誌だったんだろうなと思いました。
今でもハッとするような着こなしが随所にあらわれていて、感動。
戦時中には淳一の絵が載せられなかったなど、時代背景も垣間見ることができる興味深い本です。 -
戦前の内容なのに、今でも全然古くないのがすごい。型紙や断ち方図案まで載ってて驚きました。