禿鷹の要塞

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536170

作品紹介・あらすじ

キリシタン武将・小西行長の暴虐な攻撃に僧兵・元信が立ち向かう-十六世紀末に日本軍三万人と朝鮮軍五千人が激突した「幸州山城の戦い」を材に、伝奇小説の旗手が直球勝負で挑む、大興奮の歴史活劇巨編。

感想・レビュー・書評

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  • 小西行長の人物像がずいぶん極端だなぁと思っていたら、後書きで作者もこれに触れていました。
    冒頭の雪だるまの意味に最後まで気付きませんでした。

  • 表紙の絵柄から文禄慶長の役での朝鮮出兵のキリシタン小西行長の熱い戦いを連想し読んだが主は朝鮮目線での戦いを描いて面白く無く、途中から斜め読みとなった。

  • 作者にしては珍しく伝奇っぽいところを一切出さず、また忍者が登場するも山田風太郎的な忍法合戦も無く、ただひたすらに攻城戦を描く物語となっている。唯一の遊びの部分は青春時代の替え歌ぐらいである。物語は徳川家康が朝鮮人であったという物語の前日譚ではあるものの、話としては、徳川家康である必然性は全くなく、物語としての伏線も見受けられない。

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著者プロフィール

荒山徹

一九六一年富山県高岡市生まれ。上智大学卒業後、新聞社に入社、出版社勤務を経て、九九年『高麗秘帖 朝鮮出兵異聞 李舜臣将軍を暗殺せよ』で作家デビュー。その歴史伝奇小説の作風から「現代の山田風太郎」と評される。『魔岩伝説』『十兵衛両断』『柳生薔薇剣』で第二四、二五、二七回吉川英治文学新人賞候補。第二回舟橋聖一文学賞を『柳生大戦争』で受賞。『白村江』で、第六回歴史時代作家クラブ賞で作品賞を受賞、「二〇一七年 週刊朝日 歴史・時代小説ベスト10」で一位、「第七回本屋が選ぶ時代小説大賞」にノミネートされた。

「2021年 『神を統べる者(三) 上宮聖徳法王誕生篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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