5時過ぎランチ

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 329
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408537214

感想・レビュー・書評

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  • グリーンゾーン
    こんなにかっこいい女性整備士にお目にかかりたいです。きっぷのいい行動に拍手喝采ものです。

    内なる殺人者
    なんと言ってもアレルギーの持ち主の殺し屋なんて面白い発想。小麦をまいて殺すなんて今までになかったですね。

    誰が為の昼食
    窓の外を眺めるだけの簡単なお仕事です。とは、いかなる仕事かと思いきや、女性週刊誌の記者なんですね。過酷な張り込みなど面白さ満載で読む手が止まらずでした。

  • 平穏な道を外れてしまった人たちのお仕事短編集。
    他2作は程度の差はあれ、危険を承知で選んだ仕事だけども、ガソリンスタンドの子は完全に巻き込まれなので気の毒。
    でも、そこで自分でした決断に人間性が出るわけで、この子好きだなぁ。
    ラストのカラッとした感じも。
    体、心配だけど。

  • 3話からなる、ガソスタ店員、殺し屋、雑誌記者の過酷な時間外労働のお話。
    正直、どの話も専門的な内容が多く展開も急に変わり気づいたら一件落着、みたいな形でよくわからなかった

  • 読んで短編集だと分かった。
    3つのお話だが、それぞれ共通の人や出来事が出てきて、繋がりがあったのは、好みだった。
    1つめは車の整備の専門用語が多く出てきて、少し疲れた。

  • 3つの話が少しずつ繋がって、パズルをはめているようで、面白かった。

  • ブラック企業で働く3人のストーリー。
    お客さんとして現れたヤクザとの闘い。
    アレルギーの小麦粉と闘いながら、仕事をこなす殺し屋。
    政治家のスキャンダルを張り込み、証拠をおさえる女性記者。
    忙しさでゆっくり食事ができない3人の過酷な労働と犯罪。
    勇敢に敵に立ち向かっていくところがかっこいい。
    過酷でも仕事に誇りを持っているところ、時間外労働、休日出勤でも、やりがいを持って仕事をしているところ、小説の中だけで、真似はできない。

  • スピード感あってサクサク読める。
    でも1回読めばいいかなって感じ(・∀・)

  •  どこがどう面白いのか、よくわからないけれど、ずんずん読み進めてしまった。

  • 中編3編。
    面白かった!!
    定時に昼食がとれないブラック待遇を描いた話と思いきや、一筋縄ではいかない危ないお話。
    ワークライフバランスも大切だけど、仕事に誇りをもって仕事に打ち込む主人公たち寄りの内容、良かった。
    (図書館)

  • 面倒臭い文章かとも思ったけど、慣れたら面白かった。
    『グリーンゾーン』は地方ではこれが普通なのか!?と半信半疑。
    一部目を塞ぎたくなるエグイ表現もあった。
    続く『内なる殺人者』に前の登場人物が出てきたから、伏線が回収されるのかと楽しみに読み進んだけど、最後の『誰が為の昼食』は全く別のストーリーでがっかり。
    TVに出ている癖のある羽田圭介としてしか認識していなかったけど、元気なときなら他の作品にチャレンジしてもよさそう。

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著者プロフィール

1985年生まれ。2003年『黒冷水』で文藝賞を受賞しデビュー。「スクラップ・アンド・ビルド」で芥川賞を受賞。『メタモルフォシス』『隠し事』『成功者K』『ポルシェ太郎』『滅私』他多数。

「2022年 『成功者K』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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