チーム (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550237

感想・レビュー・書評

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  • 一気に読めました。
    楽しかったです。

  • 以前から気になっていた駅伝小説。
    初めての作家さん。
    年始の箱根駅伝を最近見るようになり、風が強く吹いているに続き、駅伝小説2作目。
    どんなスポーツにも背景があり物語がある。
    その中でもとりわけ駅伝に惹かれます。
    寄せ集めの学連選抜。
    チームになりきれないまま本番。
    ひやひやハラハラしながらも十分雰囲気は伝わってきました。
    山城くんが主人公のシリーズになるのかな?
    チーム3まであるようなので読んでみようかな。

  • 駅伝を応援したくなりました。

  • 堂場作品を初めて読んだ。
    駅伝に興味がない私でも面白く読むことができた。
    レース中の描写は細かくてそれぞれの選手の心情だったり状況が伝わってきた!

  • 2024.01.27
    結末には驚いた。この流れならこうなるだろうという予想は外れた。
    主務の人の良さが少し嘘っぽく感じるのは自分が年老いて素直さを失ったからか。

  • 今にも風切り音が聞こえてきそうなくらい躍動感のあるドラマ。駅伝そのものの魅力に加え、スポーツの枠を超えた人生の示唆に通じる豊かさを感じた。次の箱根駅伝が何倍も楽しめそう。

    ── 膝は敵であり、同時に頼りにしなければならない大事な味方だ。このまま俺の言うことを聞いてくれるのか。それとも裏切るのか─

    ケガの失敗という過去に怯える主人公が、体の声を聞きながらアンカーを走るシーン。もうハラハラする。こうして自分と向き合いながら、ゆっくり俯瞰し、内観すること。ヨガやマインドフルネスでも学ぶことはできる。ただしこれはレースだ。それもたった1時間の。両肩には仲間の信頼が乗っている。このジレンマに無性に掻きむしりたい気持ちになった。
    元々運動音痴だった私は、これだからチーム戦がイヤだったのだ。それなのになぜかページをめくる手が止められない。次へ次へと背中を押される。

    駅伝はチーム競技か、はたまた個人競技なのか。
    そんな問いに意味はないけど、考え出すと結構ハマる。きっとチームでありたいというのは、願いと言ってもいいのかも。人生80年のレースも、きっと同じなんだなーなんて思う。
    何が同じって?それは妻にわかってほし─後略

  •  箱根駅伝で予選落ちしたチームの中から上位選手を寄せ集めたチーム。そこで走る選手たちがどんな気持ちなのか、面白そうだと思って期待したが、がっかりだった。

     一時的な寄せ集めとはいえ、キャプテンに選ばれたからにはチームとしてまとめようと必死になる浦と、実力ナンバーワンで「自分の記録にしか興味がない」と公言し壁を作る山城。浦の責任感には感心するが、やりすぎじゃないのか? そんなことより、自分の体調に気を配ったほうがよかったのでは? 

     監督の吉池、浦、山城、と視点が移るのが分かりにくいところがあったし、心の声を書きすぎていてうるさいと感じてしまった。特にレース中の細かい描写と大げさな心の声。感動させようとしているのが分かりすぎてかえってしらける。

  • 箱根駅伝の学連選抜をテーマにした作品。青春スポーツもの、いいですね。大好物です。10区あるのに4人しかクローズアップされてなかったことだけが残念でしたが、登場人物一人ひとりに感情移入できて良かったです。さて、走ってこようかしらん。

  • コレ読んだら堂場瞬一スポーツ小説やめられない。
    初読21/7/6

  • 箱根駅伝予選落ちから集められる学連選抜にスポットをあてた物語。出場校ではなく選抜の寄せ集めで箱根を勝ちにいくってのが面白い。
    現実ではどうなんだろ?と調べてみたら、ちょうどこの小説が発刊された2008年83回大会で原監督が率いた選抜チームが4位と大健闘していた!今年の1区で飛び出した新田くんを思い出しました。
    でもやっぱり勝つのは現実的に難しい。4年間同じ釜の飯を食べた仲間との絆には敵わない。100回大会から廃止するようです。過去に公務員ランナー川内さんも出場しているのに残念ですね。
    箱根駅伝大好き!マラソン大好き!私も市民ランナーなので走るの大好き!早速「チームⅡ」続編読み始めました。
    山城~~~!!!

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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