モラトリアム・シアターproduced by腕貫探偵 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
3.28
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本棚登録 : 810
感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550954

感想・レビュー・書評

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  • 腕貫探偵の登場は少なめ。
    その他登場人物は多め。
    少しでも間を置くとこの人だれだっけ?状態になるので一気に読むのがおすすめ。

  • 登場人物が多く人間関係か入り組んでいてなかなか難しかった…

  • 再読

  • 大会社の御曹司なのに継ぐ気もなく就職の当てのないヘタレの住吉ミツヲ。
    コネで有名私立女子高に英語教師として押し込められたが、教員関係者の連続殺人事件が起き、容疑者に。
    戸惑うミツヲを救うため、押しの強い母と兄を兄とも思わぬ妹に、教え子の美少女、ド派手な女大富豪、腕貫着用の公務員ー3人の探偵が集結。
    作品自体はすいすいと読み進められるけど、ミステリーの部分がちょっと物足りないかな。

  • 大会社の御曹司なのに継ぐ気もなく、目的もなくアメリカに語学留学し、大学卒業しても就職の当てのないヘタレの住吉ミツヲ。前作の男前女子大生住吉ユリエの兄とは思えない情けなさ。コネで有名私立女子高に英語教師として押し込められたが、つぎつぎと教員関係者が殺されていき、あろうことか自分が連続殺人の容疑者に!ところが、教え子の美少女や大富豪探偵や腕貫探偵が寄ってたかって助けてくれようとする。全く馬鹿馬鹿しくてやってられないよというところだが、まあお話としては面白かった。推理の方は、はいはいそうですかというしかないなあ。

  • 腕貫探偵が謎を解くこれまでの短編集とは違って、一冊でひとつの事件。
    前作で腕貫探偵をだーりんと慕うようになったユリエちゃんの弟が主人公。
    ユリエちゃんもしっかり登場して、二人のやりとりは楽しめました。
    とにかく登場人物が濃い。
    キャラが渋滞してる感じはありますが、シリーズの変化球としてはおもしろかったです。

  • プロデュース…最後まで読むと意味がひしひしと。前作までで活躍の女傑ユリエさんの兄が主役。女系一族だけに、頼りない男性として描かれているけど…最後までうん。パパを除いてハッピーでめでたしめでたし。

  • 3+

  • 腕貫さんのシリーズなのに大富豪探偵の方がメイン?なんて思いながら読み進めました。一人称を信用するなと言われていて、ちゃんと疑い深く読み進めているのに、もしや、と思ったときにはもう物語終盤。そうだよね大富豪だもん…。しかも気付いてみれば伏線はバッチリなので参ります。腕貫さんはちゃんと役目を果たしていますが、それでもやっぱり彼の出番がもっと欲しくてその点は残念でした。西澤さんの作品では登場人物が必ずしもマジョリティでないのですが今回も人間関係がすごく入り組んでいて途中で理解するのを放棄しそうになりました。

  • 腕貫探偵の外伝。長編のスラップスティックなコメディミステリ。失われた記憶を取り返すモチーフは他の作品にもあるが上手だと思う。登場人物は、美人ばっかりだが、あんまり萌えとかねらってなくて、個性的で面白い。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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