- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408551722
作品紹介・あらすじ
青山の高級輸入家具店オーナー、洲崎。彼の裏ビジネスはセレブ所有の絵画、装飾品、秘匿データなどを盗み出すこと。利益の一部は寄付に回すのが信条で、相棒を伴い、綿密な作戦のもとハイテクを駆使し、血を流さず鮮やかに奪い取る。オフィスに戻ると、洲崎の裏の顔を知らない天然系美人秘書・美桜が迎えてくれるのだ。サスペンス&コン・ゲームの注目作。
感想・レビュー・書評
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洲崎と美桜は早くくっつけと思った。後はあんまり記憶にない。解説がよかった。盗みを正義と思ってやってないあたりが好感だった。
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高級家具販売を営んでいる洲崎は、怪盗という裏の顔を持つ。人を傷つけない、盗んだものの価値の何割かを寄付するなどの美学を持つ。 あっという間に読了して、ちょっとうまくいきすぎなところもあるけどおもしろかった☆
いつものごとくドラマ化したら…主人公の洲崎さんは井浦新さん、秘書の美桜は中村アンさんで脳内再生されました。 -
高級輸入家具店オーナーが怪盗、盗む相手は真面目に働いて地道に稼いでいる人・・などではなく、裏の顔がある相手。
それでも盗みに罪悪感を抱いている主人公は、怪盗で得た収入は寄付に回しています。
罪悪感を抱いている点には、好感を持ちました。
北条司の某怪盗漫画みたいに、美術館が正規に入手したものでも盗んで『これは本当は自分達の物、自分達は正義』と主張しているよりずっといいわ。 -
高級家具店のオーナーという表の顔を持つ洲崎。彼には裏の顔があり、絵画や宝石といったものを自身の店で働く宇田川と念密な計画を立てて華麗に盗み出す。利益の一部は寄付をし、盗まれたことにも気がつかせないことを信条としている怪盗だったのだ。
なんというか…少し思っていた話とは違った。裏の家業を持っていて、それが怪盗ってけっこう好きなんだけど、あまりワクワクしなかったというか…
洲崎の秘書の美桜はあれはなんのためにいるんだろうか…とかも思ってしまった。あんなドジっ子CAって実在するの?って思ったし。何か緊急事態のときにドジやられたらたぶん殺意湧くし、よく搭乗させてもらってたなと思ってしまう。洲崎の店でも加湿器のコードに引っかかったりお茶やコーヒーを淹れるたびにティーカップを割ったりコーヒー豆ぶちまけたりトレイを派手に落としたりってもう障害者だよね?よくここまで生きてこれたなと思うレベル。もう完全に洲崎の趣味だけで雇われているお飾り人形なんだなぁと思った。
☆も本当は3つではなくて、2.5にしたかった。んー本当イマイチだったな。
2020.8.22 読了 -
収入が少ない本業だけれど、副業のおかげでどうにか。
その副業というのは、人に言えないお仕事。
後ろめたさから、副業の稼ぎを寄付していますが
短編で語られている仕事内容というか、相手は
そこまで心痛める相手でもないし、いいのでは?
いや、盗んでいる、という時点で
駄目なのは確かでけどw
連続短編の仕事をこなしていけばいくほど
秘書たる彼女との距離が縮まっています。
そして、何だかうっすらばれているような。
勘違いされている気がしなくもないですが
そちら方面で騙しておくか、そのまま行くか…。
若干気になるところです。 -
あんまり面白くなかった・・・。なんか私とは合わなかったなぁ。高級輸入家具店オーナーが怪盗、て設定自体は悪くないと思うんだけどストーリーが面白くなかった。
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南青山で高級家具店を経営する男が決して凶悪ではない盗みをスマートに行うという、ライトな作品。
主人公をサポートする脇役陣も、イケメンのゲイ、マリーナの船中で暮らす凄腕ハッカー、芸能界関係者、元CAの秘書と、徹底的に軽薄な組み合わせ。
もしそれを狙ったのならもう少し骨太の内容にしてギャップを演出して欲しかったな。 -
イマドキのデジタル機器を駆使して入念な準備をしているあたりが、現代的でスマートな怪盗という訳でしょうかね?
セキュリティ・アタック物というジャンル(初めて聞いた)らしく、盗みを実行するまでの計画と準備が話の中心で、その辺りは丁寧に書かれていました。只、その後は計画を実行→成功のパターンが続くので、話のリズムはいいのですが単調さは否めません。個性的な協力者達に焦点を当てた話などあるともっと面白かったのではと思います。 -
悪くはない。美桜のことがもっと知りたい。
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(収録作品)フェイク・ギャラリー/ジャパニーズ・ガーデン/キャットウォーク/ワークアウト/ビッグ・ストア