刑事道 浅草機動捜査隊 (実業之日本社文庫)

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  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408552699

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  • 北海道警刑事・平和男は、違法DVD販売の疑いで、元中学教諭の男を管轄外の東京・西日暮里の自宅まで逮捕に向かうも、男は拳銃を発砲し逃走してしまう。ただちに緊急配備が発令され、機動捜査隊浅草分駐所の面々も出動するが、この事件の背後には特殊詐欺の影が。犯人をとり逃がし責任を感じる平は、意地の捜査で手がかりを掴もうとするがー。

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  • 浅草機動捜査隊シリーズ、7作目。

    今回は昨今の進化したオレオレ詐欺の実態をリアルに描く。犯人目線で進む展開もあり、よりリアルに感じ取ることが出来た。いつものように文章自体は淡々と進んでいくけれど、スルスルと一気読みで面白く読めた。解説の通り、シリーズ最高傑作という言葉に頷ける。今回は機捜のメンバーはもちろん、最初に下手を打った函館署の刑事さんの執念の捜査が実を結んだという感じ。よくある他県警同士の軋轢はあまり感じず、上手く折り合いをつけて捜査が進んでいったのがストレスなく読めて良かった。もちろん、いぶし銀の辰見や、持っている女・小町の存在感も登場場面が少ないながらバッチリ。最後に投げられた小町の心情が気になる~。

  • 浅草機動捜査隊 7本目 小説と同じく時は過ぎていく。稲田班長も三作目に辺り 今回は余り表に出なかったけど、拳銃が趣味の彼女 コレを活かした捜査を願いたい。 さて、今回 オレオレ詐欺の裏舞台を忠実に書き上げてあり、かけ子に売り子出し子。実際、詐欺にかからないようにするには電話に出なかったらいいんだし、自分の身内以外の電話は拒否登録すれば防げると思う。
    詐欺師になるには、頭とどんな事にも冷静沈着な行動をとる事。

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著者プロフィール

1958年北海道生まれ。’91年『ナイト・ダンサー』にて江戸川乱歩賞受賞。以後、航空小説の分野で独自の世界を描き続けつつ、警察小説、時代小説でも活躍。’18年からは池寒魚名義で時代小説を発表。作家デビュー30年、100タイトル目の新作『レジェンド・ゼロ1985』(集英社文庫)が最新刊。

「2021年 『14歳、夏。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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