ジュリエットの悲鳴 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 226
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408553573

作品紹介・あらすじ

熱狂的人気を誇るロックバンドの曲中に、存在しないはずの女の悲鳴が紛れ込んだ-。(「ジュリエットの悲鳴」)サラリーマンのアリバイトリック、土星の衛星で密室殺人、特急列車で無差別犯行?推理作家志望者必携という怪しげな「ミステリ創作専用」ソフトとは…。本格推理の王者がおくる、愉快で奇妙、美しくも危険な12の傑作短編集!

感想・レビュー・書評

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  • 有栖川さんの短編好き。
    ちょっとした思いつきや気づきをうまい具合に作品にしてくれてる感じ。
    Intermissionの4作とも(特に多々良探偵の失策)いい感じのショートショート的な。

  • 短編集の良さ、有栖川有栖の良さ、ミステリの良さが最高の密度で詰まっている。星新一なんかが好きな人にもオススメ。

  • 途中飽きそうになったけど、結局面白かった。
    特に、一番流し読みしそうになった「タイタンの殺人」が一番印象に残った。
    有栖川有栖さんの作品たくさん読んでるわけではないけど、こういうのも書くんだ〜と新たな発見。

  • 有栖川有栖氏には珍しい短編集。

    ショートショートみたいなのは切れ味ある。
    他のはもっと長いので読みたいような題材だった…

  • 短編集は飽きやすい人には読みやすいですよね。
    1話1話のテンポが良くて、サクサク読み進められました。

  • 読みたかった著者の作品を初読み出来ました。

    12編の何の繋がりもない短編集。

    ショートショートと呼ばれる凄く短い短編には感心させられた。

    12編の中には好きな作品とそうではない作品が混雑していた為にこの程度の評価となったが、間違いなく他の作品(短編以外)も読み進めて行こうと思えた。

    「危険な席」
    電車の中で発生した殺人事件。
    それは無差別殺人なのか?!
    ラスト1行「自分はまだ、危険な席に座っているのだろうか?」で結ばれる。
    匂わせるだけ匂わせて、所謂未解決。
    なんとも味がある。

    「ジュリエットの悲鳴」
    本作を纏めるにあたり、本のタイトルとすべく書いた作品との事だが、不思議な魅力を感じることが出来た。

    説明
    商品の説明
    めくるめく謎と恐怖とブラックユーモア……有栖川有栖がおくる、異色にして華麗なるミステリ短編集!
    内容紹介
    めくるめく謎と恐怖とブラックユーモア……有栖川有栖がおくる、異色にして華麗なるミステリ短編集!
    内容(「BOOK」データベースより)
    熱狂的人気を誇るロックバンドの曲中に、存在しないはずの女の悲鳴が紛れ込んだ―。(「ジュリエットの悲鳴」)サラリーマンのアリバイトリック、土星の衛星で密室殺人、特急列車で無差別犯行?推理作家志望者必携という怪しげな「ミステリ創作専用」ソフトとは…。本格推理の王者がおくる、愉快で奇妙、美しくも危険な12の傑作短編集!
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    有栖川/有栖
    1959年大阪府生まれ。同志社大学卒。89年『月光ゲーム』でデビュー。主に論理性を重視する本格推理作品を手がけている。2003年、『マレー鉄道の謎』で日本推理作家協会賞、08年、『女王国の城』で本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 有栖川さんの短編集では一番好きかも!宇宙人が容疑者だと密室事件が成り立たないのが面白かった(笑 どれもほんと好き。

  • ショートショートを含む十二編が収録されたノンシリーズの短編集。

    倒叙、SF、心理サスペンス、ブラックユーモア等々、一作ごとに作風や趣が違っている所が、なんとも贅沢ですよね。
    「次はどんな物語かな?」と読み進めていくのがとても楽しくて、ワクワクしてしまいます。

    有栖川さんらしいロジカルな推理は控えめなので、そちらを期待された方は拍子抜けしてしまうかも。
    でも、シリーズものでは味わえない雰囲気を持つ作品ばかりで、そこに魅力と新鮮さを感じました。

  • 普通に読める普通の短編。良くも悪くも。

  • 言わずもがな大好きな有栖川先生の短編集。
    特に好きだなと思ったのは「夜汽車は走る」だが一番情景が想像として脳内に鮮明に表れ、印象深かったのは「裏切る眼」で、やはり登場人物の最後の一言があるからだろう。完全に狙い通りにゾッとさせられた。
    読者への挑戦状形式は好きではあるのだが一度も当てられたことがない。もう少し幼い頃に推理小説に嵌っていたなら絶対に自分でも「挑戦状」書いただろうなあと思うと同時に、黒歴史が1つ余計に増えるを未然に防げて良かったとも言えるかもしれない。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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