知らない女が僕の部屋で死んでいた (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408555959

作品紹介・あらすじ

怒濤のクライムサスペンス!

最下層の僕と
高嶺の花だった彼女
胸に痛い
恋愛小説である。

ストーリー展開は
ジェットコースターのようだ。

東 えりか 書評家
(解説より抜粋)

眼が覚めると、知らない女が自宅のベッドで、全裸で死んでいた。

女は誰なのか、僕が殺したのか? 記憶を失った男は、女の正体を探る。

前夜、神楽坂のバーでふたりで飲んだこと、女は中学時代の元同級生で、

大企業の正社員であること、そして隠された暗黒の過去……。

ふたりの間に何が起こったのか!?

怒濤の恋愛×官能×サスペンス、一気読み注意!!

【目次】

プロローグ

第一章 失われた記憶

第二章 死者のプロフィール

第三章 故郷へ

第四章 異常な欲望

第五章 再会

第六章 シンクロ

第七章 闇に降る雨

解説 東えりか

感想・レビュー・書評

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  • 2020.7.27

    恋愛と言うよりかは愛憎劇
    しかも超ジェットコースター級。
    かつてのクラスのカースト上位の千紗都が部屋で死んでいた。
    サスペンス?的な開幕。そこから人々の証言を集め、そして自分の記憶からたどり着いた真実。最高のセックスをして死に果てるつもりだった。蒼治も千紗都もいじめとは到底言えないほどの壮絶な体験をしていた。酷く生々しく犯されていた。死を望んでいた。
    最期の交わりが極上で美しく虚しい。
    そして千紗都を犯した者たちを惨たらしく殺害し蒼治も高速道路で風に煽られて死ぬ
    ふたりの過去話はかなりえぐいのだが、それを踏まえての最期の交わりを思うとなんとも言えない。救済なのだろうか

  • 知らない女が僕の部屋で死んでいたらかなり驚く。
    そして、なぜ?と考え記憶を辿り‥

    途中まではかなりつまらない駄作かなと思っていたが、
    月末は突然フルスロットルで駆け抜けていく感じ。

    意外な結末は、テレビドラマにありがちな単純なハッピーエンドではないが、2人の関係性を考えれば、2人のこれまでを考えれば、私はこんな結末もいいんじゃないかと思ってしまった。

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著者プロフィール

1967年東京都生まれ。日本大学芸術学部中退。シナリオライターを経て、2004年『ふしだら天使』で官能小説家としてデビュー。05年『桃色リクルートガール』、10年『どうしようもない恋の唄』で官能文庫大賞を受賞。18年、第1回裏八重洲本大賞受賞。

「2023年 『「私鉄沿線」人妻専科』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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