君がくれた最後のピース (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 161
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408556789

作品紹介・あらすじ

きっと見つかる、大切なもの。

――実業之日本社文庫GROW誕生!第3弾!




「大切な人を、もっと大切に思える1冊。」

家族・恋人・友達…愛されることの奇跡を描いた感涙ストーリー!




最愛の母を亡くし2年。

嘆き悲しむ暇もなく、遺された家族のため気丈に頑張ってきた大学生の智子。

だが、新しい恋人を作る父、バイトもせず家にこもる兄…と報われない毎日が嫌になり、

智子は母の故郷・秋田へ「家出」という名の旅に出るが――。

謎の少女との出会い、衝撃的な母の過去の秘密に触れる中、

人との絆や愛される奇跡に気づいていく、最高に心温まる物語。




愛がすべてを繫いでいく――。

時空を超えた絆の強さに、涙あふれずにはいられない!

感想・レビュー・書評

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  • すごく読みやすかった!
    家族の愛の物語。大人と子供の間の年齢だからこその悩む家族への気持ちを繊細に描いていたと思う。
    兄弟や親のために家事をするのは思いやりなのではなく、罪滅ぼしというか、許されたい気持ちというのもすごく共感したし、何もしない男達に腹が立つのもすごく理解出来た。
    自分の心にあった感情を言語化してくれた。
    家族って嫌いだったら無視でいいのに、好きだし、心配だし、愛してくれているのが伝わってくるから、なにかしてあげたくなるんだよね。これからも家族のこと大切にしようと思った。

  • よっちゃんの正体に驚き、たよりない父と兄に反発した智子の不思議体験。亡くなった母を思う気持ちに心打たれる。

  • 2年前の高校生のときに大好きだったお母さんをくも膜下出血で急逝し、悲しむ余裕もなくがんばって家事をこなしながら大学に通う主人公の智子でしたが、新しい美人の恋人を作る父やバイトもせずに引きこもる兄に嫌気がさし、家出という名の旅行に出かけます。旅行先は母の故郷の秋田県鹿角市で、子どもの頃の思い出の場所を巡ります。その訪問先の通り道にある川原で、よっちゃんという名前の9才の女の子と友だちになります。よっちゃんとの交流で、父や兄とのわだかまりや母の死に対する智子の心の奥にある本当の気持ちに気づきます。時を超えて、大切な家族との絆や人との繋がりに心が暖かくなります。母娘の愛に涙しながら読みました。

  • 優しい人ばかりで前向きになれてよかったなぁ…

  • 泣かずにはいられない物語。

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著者プロフィール

東京都在住。2017年、スターツ出版主催の「野いちご×三月のパンタシアノベライズコンテスト」において『君が涙を忘れる日まで。』が優秀賞を受賞し書籍化。その後の著作に、『そして君に最後の願いを。』『桜が咲く頃、君の隣で。』『はじまりと終わりをつなぐ週末』『たとえ明日、君だけを忘れても』『かりそめ夫婦はじめました』(以上、スターツ出版文庫)、『この声が、きみに届くなら』(集英社オレンジ文庫)などがある。 青春の恋や友情、家族の絆、命の奇跡などをテーマにした、爽やかな感動ストーリーが人気。

「2021年 『文庫 君がくれた最後のピース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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