私を抱くと死ぬらしい (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408557120

作品紹介・あらすじ

危険すぎる彼女。その秘密とは?
恐怖とエロスの饗宴!!
官能界のトップランナーが描く、堕ちる女の物語

売れなくなったモデル
「愚かな女」が見た夢――
著者渾身の最高傑作!!

化粧品会社イメージガール、雑誌専属モデル、テレビCM出演。モデルの清奈にとって、それがキャリアのピークだった。ある日、清奈を抱いた男が死んだ。大手芸能プロダクション常務取締役。その後も、地元の後輩、キャバクラの送迎ドライバーと、負の連鎖が止まらない。なぜ彼女を抱くと死んでいくのか? 恐怖とエロスが交錯する、超官能サスペンス! 

【目次】
第一章 殺意
第二章 報復
第三章 流浪
第四章 炎上

感想・レビュー・書評

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  • いわゆる濡れ場、というシーンが苦手だ。小説でも映画でも濡れ場に差しかかると途端にムーディーになって、ストーリーのテンションが下がってしまうような気がしてしまうからだ。退屈に感じてしまう。

    しかし本書はパワフルだ。
    そんなワタクシのくだらない御託も、多少のアラも破綻も、全てモノともせずに突進してくるものだからグイグイ読み進めてしまった。
    値段分は確実にキッチリ楽しませる、という作者の気概を感じるし、その証明が本書なのだ。プロフェッショナルなのである。

    まあ今の自分となんとなく波長が合ったから「コレだよコレ!」という感じで自分はノレたけれども、「そん時の気分」によって評価が大きく左右されるタイプの本だとは思う。
    ラストシーンにスタンディングオベーションを送ったら、あとは読後なんにも残らないけれど、それでいいのだ。別に何かの為になると思って本を読んでるわけではない。単純に好きだから本を読んでいるに過ぎないのだ。

  • 官能小説じゃねーかー、と思いきや、ちょっと最後はよかったかも…

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著者プロフィール

1967年東京都生まれ。日本大学芸術学部中退。シナリオライターを経て、2004年『ふしだら天使』で官能小説家としてデビュー。05年『桃色リクルートガール』、10年『どうしようもない恋の唄』で官能文庫大賞を受賞。18年、第1回裏八重洲本大賞受賞。

「2023年 『「私鉄沿線」人妻専科』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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