扇 新版: 性と古代信仰

著者 :
  • 人文書院
3.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 20
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784409540862

作品紹介・あらすじ

扇は性のシンボル


神霊の依代、呪具としての扇に託された象徴的意味は何か。扇にひそむ思いがけない秘密をときほぐしながら、性と古代信仰の謎に挑んだ異色作。



「この世の森羅万象を抽象、具象をとわず表現し、また現世から別の世界に人をしらずしらず導きいれる扇とは一体何なのだろう。舞踊をはじめてしばらくしてから、私はこういう感慨をもつようになった。」(本書より)



はしがき

第一章 青島から沖縄へ

第二章 踊りと扇

第三章 祭りのなかの扇

第四章 扇の起源をさぐる

第五章 御嶽と蒲葵

第六章 神の顕現とは

第七章 大嘗祭の蒲葵

第八章 ミテグラ

第九章 扇と神事の解釈

第十章 沖縄石垣の豊年祭

私の歩んだ道――『扇』再刊によせて――

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

吉野 裕子(よしの・ひろこ) 1916年東京に生まれる。1934年女子学習院、1954年津田塾大学、各卒。 1975~87年学習院女子短期大学非常勤講師。 1977年『陰陽五行思想からみた日本の祭』によって東京教育大学から文学博士の学位を授与される。 2008年没。 著書:『扇』(初刊1970年、再刊1984年、人文書院)、『隠された神々』(初刊1975年、再刊1992年、人文書院)、『陰陽五行思想からみた日本の祭』( 初刊1978年 再刊2000年、人文書院)、『五行循環』(人文書院、1992年)『十二支』(人文書院、1994年)、『ダルマの民俗学』(岩波新書、1995年)、『陰陽五行と日本の天皇』(人文書院、1998年) 、『易・五行と源氏の世界』(人文書院、1999年)、『古代日本の女性天皇』(人文書院 2005年)『吉野裕子全集』(全12巻、人文書院、2007~2008)など。

「2021年 『十二支 新版 易・五行と日本の民俗』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉野裕子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×