野菜いためは弱火でつくりなさい (青春新書PLAYBOOKS) (プレイブックス 991)
- 青春出版社 (2013年6月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413019910
感想・レビュー・書評
-
とにかく目からウロコのオンパレード。フライパンを熱してから油を引き、肉の表面を焼いてから弱火で中まで火を通すのは、大間違いだという。
にわかに信じがたいが、「料理は科学」と主張する著者の説明は科学的根拠に基づいており、非常に説得力がある。肉の細胞は50℃前後で収縮し始めるので、急激に熱してしまうと表面だけ焦げて、中も縮んでしまうという。
・家庭の料理は「火加減」と「塩加減」の間違いが原因。
・塩分は食材の重さの0.8%~0.9%前後が、もっともおいしいと感じる塩加減。
・家庭のコンロは火力が強すぎる。業務用のコンロは五徳が高いので、火力は強そうに見えても、家庭用のコンロより熱は遠い。家庭用のコンロで「強火」を使うのは、お湯を沸騰させる時くらい。
・肉を焼くときは、細胞が収縮し始める50℃前後のところをなるべくゆっくり通過させるのが重要。「低速調理」が大事。
試しに、この本に載っているレシピ通りにチキンソテーを作ってみた。冷たいフライパンに油も引かずに肉を置くなんて初めての経験だったのでドキドキしたが、弱火でじわじわと焼いていったら時間はかかったが、本当に美味しくできたので驚いた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
気になって、急いで読んだ。
なるほど。
実際にやってみて、実感したい!!
まずは、スケールと0.1㏄のスプーンを… -
料理は科学です。塩は0.8%、フライパンを熱してから肉を入れるのはNG、細胞をつぶさずに切る。
いつもの料理が美味しく、というより、違う料理のようでした。