- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413021685
作品紹介・あらすじ
フレディ・ジラルデさん、トロワグロ兄弟、ポール・エーベルランさん、ジャン・ドラベーヌさん、アラン・シャペルさん。これが僕の出会った"料理の神様"たちだ。彼らとともにつくった料理は僕の五感に刻みこまれているし、料理に対する彼らの哲学は、僕の血の一滴となって今も体のなかに息づいている。料理人三国は、彼ら五人の神様の計り知れない影響を受けてできあがっているのだ。僕が伝えられるのは、三十数年のさまざまな出会いと経験を経て、今料理について率直に感じていることのすべてだ。僕が料理を語ることは、僕自身を語ることだ。それはある面では五人の神様を語ることになり、また、料理の真髄に触れていくことにもなるだろう。
感想・レビュー・書評
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こんなことが書かれていました。
いいものを見抜くには、よくないものをわかっていないと「いい」という判断はできない。悪いものを知ったうえで本物を味わってみれば「こんなに違うのか」とわかる。
私にとっての数少ない楽しみの中の一つが、美味いものを食べること。そして、家で食べるものも「どうせなら美味いものを食べたい」ということで、料理も好き。しかし所詮は素人で、この本を読んで「さすがプロは違う」と思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
三國さんの本。
素材を活かす料理はフランスで「神様」の下で修業したときの経験によって形作られることが書いてあった。
30歳までの修業時の話がいろいろなところに顔を出してくる。
そこから派生して、良い素材とは、料理人とはについての哲学。
世界から賞賛を浴びた話はおまけ程度にしか描かれていない。
若いころの刺激が後に重要なんだと感じさせられる本だった。
しかしエネルギッシュ。
本当に自分の腕一本で道を切り拓いていっていることがわかる。
帝國ホテルに勤めるまでの話、スイス大使館付き料理長に推薦される話、
スイスでジラルデさんの店で働き始める話。。。
やらなければいけない、と思った事を挫けずやり切って、求める結果を手に入れたんだろうな。
名前が売れる人は得てしてこういうエピソードがある気がする。
大きな障害を力ずくで乗り越える凄いエネルギー。
そこまで目標に向かって走りきる気力が自分にはあるだろうか。 -
どんな世界であれ、そのトップにいる人は努力が半端ない。
そして、自分の中にでかい幹のような信念があると感じました。
フランス料理界の神様の所へ飛び込んで行く行動力。なかなか出来ることではないです。
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友人が編集を担当したので宣伝。