- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413035170
感想・レビュー・書評
-
◎本は積んでおくもの。
自分の身の回りに、人生の英知が所狭しと並んでいる。私はいつでもそれを手に入れることができる。
◎抽象語を多用した、難解な論説文を一冊選んで、何度でも何度でも繰り返し読むこと。ひたすら論理を追っていくこと。
◎現代文の入試問題を読むことがオススメ。
⇒「メキメキ力がつく現代文」
⇒「システム現代文」
◎全体像は目次でつかめ
小見出しを見て、自分に必要と思われる項目をチェック。
自分がチェックした小見出し段落を一通り読んで、たいした内容もなく見込み違いだと思ったら、さっさとその本に見切りをつけるべき。
◎筋道を理解する
命題をAとすると、あとは、そのAを形を変えて繰り返すの化、あるいは対立関係を利用しているだけ。
・イコールの関係
・対立の関係
・A→Bの因果関係
◎筆者の立てた筋道を追い、大切だと思った箇所に線を。
次に、線を引いたところだけを読む。
◎文章を論理的に理解できたなら、図式化ができる。命題は何で、それをどのように論証したか。
命題Aを繰り返すだけか、A→Bの因果関係か。
小見出し段落の終わりに書いておく。すると、次に読み返すときに、その文章の内容が一目瞭然になる。
生徒が納得できるように説明する。そうした行為を毎日繰り返していた。
◎論文を書いてみる。
とりあえず、あたりかまわず飼料を探しては、コピーをとっておく。
個々バラバラな資料を、体系付け、整理していく。
◎大切なことは羅列型にならないこと。論ずべきことは一点に絞り、反対意見も絶えず頭に置き、誰もが納得できるように論証していく。
◎評論用語が論理頭脳を作る。
やや硬質の評論などをいつもかばんに入れ、一日十分くらいは目を通すようにしよう。
「今述べたことを敷衍(もう一度詳しく説明)してみると…」
くらい言ってみる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書に関する本というのは、どうしてこうも面白いのか。著者の読書に対する情熱がひしひしと伝わってくる。
読書により、論理的思考力が鍛えられる。世界中のあらゆる知識や思想に触れることができる。あえて苦手な文章に真正面から挑戦することで、自分の世界が広がり、豊穣な世界に浸ることができる、と著者は言う。
読書の楽しみを、著者と分かち合えた気がした。 -
2014年1冊目。
せっかく読者をするなら、効率的に読みたいと思い、手にとってみた。
全体的に、読みやすいは読みやすい。
ただし、HOW TO要素以外の部分も多くあり、全体の4割ほど読む必要のない箇所があった。(筆者の歴史や経験など)
印象に残った内容は、以下。
・本は全部読む必要はない。
気になる小見出しだけ読んで、それが面白ければ他の小見出しも、それも面白ければ全体を読めば良い。 面白くなければ、さっさと見切りをつけるべき。
・わからない箇所は無視すれば良い
それが本当に重要な内容なら繰り返し説明されるはず。以降出てこなければ、それは重要ではない。
・イコール、対立、因果関係
言いたい事はこのどれかで説明される。それを意識すれば、理解しやすくなる。 -
一人ひとり色々な読み方の工夫があると思います。
この本を読んで気がついた事。
私は、工夫することなく読んでいたのかなということ^^:
1:「命題」
2:「帰納」と「演繹」
3:「イコール」「対立」「因果関係」
4:「目次」
ちょっと、この4つを意識して読むようにしてみようと思います。
いきなりは全部は難しいので・・・、
「3」と「4」を自然と出来るようになりたいな。
「目次」の活用はすぐにでも出来るか! -
本を読む習慣が出来ていない人は
読書術を最初に勉強した方が良いと思う。
論理と言えば出口汪さん
最近YouTubeを始めからので
興味ある人はどうぞ。
私は予備校で講義を受けていたが
今はYouTubeで見ることができる
良い時代になったものだ。 -
▼付箋箇所
P63_熟読とはゆっくり読むことではなく、速く正確に読み取った後、それについてじっくり考えたり、鑑賞したりすること。
P110_記憶するには、①理解すること、あるいは物事を関係づけること、②反復し、定着をはかること、③使ってみること。
▼まとめ
読了後、試験対策について自己解釈を含めてまとめてみました。
①範囲を一読。
②不明な漢字等にチェック。
③読了後調べる。
④7回をメドに読む。
⑤目次や見出しから何が書いてあるか思い返す。
⑥不明瞭な箇所は再読する。
以上。 -
本を読んでも、内容を覚えていないことが多かった私。
娯楽で小説を読むぶんには構わないと思っていましたが
ビジネス書や自己啓発本を読むようになり、これではまずいと思い、
1回目は線を引きながらサッと読み
2回目は線を引いた部分をノートにまとめながら読み直す読み方を自己流でしていました。
ただ、だいぶ時間がかかるので
もっと効率の良い読み方があればと思い、読んでみた本です。
結果、この自己流が間違っていなかったことが分かりました。
やはり頭に入れるにはある程度時間をかけないとダメんですね^^;
この本の中で何度も出てくる
"論理的に読む"という読み方がいまいち分からなかったので、☆2つです。。 -
p.144~の森鴎外『舞姫』の読み方が面白い。へえ、舞姫ってそういうお話だったのか。目から鱗です。やはり、時代背景を理解するのが大切なんですね。
エピローグの文学案内も参考になります。ここで紹介されている名作を、端から順番に読んでみたくなりました。
著者の他の本が、なかなか興味深い感じです。近日中に読むことになるかも。 -
フォトリーディング&高速リーディング。
以後高速を交えて普通に読んだ。
読書家の読書についてのエッセープラス、読書論のような本。本をあまり読まない人には方法論が学べ、読書家には著者の読書体験が読書への情熱をさらに高めると思った。
「レトリック感覚を身につけよ」という章で著者が言っていることは、私の言う「読書は疑似体験」と同じ意味で、読書がその人の人間性を深め、味のある人にするという事。激しく同意。
最後の著者の書評とお勧め本はとても参考になる。