- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413039536
作品紹介・あらすじ
初対面の印象は6秒で決まる。大事な打ち合わせや会議にやり直しはきかない。仕事のコミュニケーションでは、相手やTPOに応じて、機転をきかせ、その場で対応をアレンジする力が評価を分ける。この「機転力」は生来の性格ではなく工夫で身につく。「会話がエキサイティングに展開する3フレーズ」「新しい組織でうまくやるための”テン・シュ・カク」……ベストセラー『雑談力』等、生まれつきの才能に見える力をノウハウ化する技で定評ある著者が「機転がきく」を売りにできる人材に導く。
感想・レビュー・書評
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大崎Lib まだ
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無意識のうちに、この世に生を受けてから今現在までの人生をこの本に当てはめて考えていた。走馬灯のように…。
良いことも悪いこともすべて、自分の機転で成り立っている。
これからの私の人生、変えられるだろうか? -
聞く力(要約力、共有力など)、話す力(プレゼン力、コメント力など)、その他の力(観察力、謝罪力など)を鍛えれば相手との「機転のきく」円滑なコミュニケーションをとれる。機転とは性格のような先天的なものではなく、「技」として鍛えることができるものだそうだ。
それぞれの力を更に細分化し、どうやって鍛えていけばよいか具体的に説明されている。頭で理解はできても、苦手な相手を前に実践するのは難しいが、頑張ってみようと思う。 -
齋藤先生は、自分が好きな著者の一人。
読んでいると自分の頭に二軸の表が出てきてマッピングしながら読んでいく感覚が好き。
著者のすごいと思うのは、P7の場面。
学生時代人づきあいがうまくなかった著者が、「コミュニケーションは、いくつの要素からなり立っているのだろう。それを分解して1つずつ訓練すればうまくなれるのでは?」という場面。
そういう発想を学生時代に気づき、実践しようと試みていることは、自分にはなかったなぁ。
著者はコミュニケーションの要素を大きく「聞く力」「話す力」「その他の力」に分類しそれぞれまた分解している。
そしてコミュニケーションの基本として、まず相手の話をしっかり聞くこと。その上で相手の伝えたいことを理解して、的確な言葉で返すことと言っている。
・聞く力
要約力:話のポイントを的確につかむ
質問力:相手から話を聞き出す
展開力:話を広げる
情報力:話を理解するための周辺情報をキャッチする
共有力:相手の話に共鳴する
メモ力:キーワードをもとに会話を広げる
・話す力
プレゼン力:話をまとめてわかりやすく伝える
コメント力:決められた時間内に自分の考えを伝える
ユーモア力:話を柔らかくする
・その他の力
修正力:TPOに合わせて自分を変える
観察力:相手がどういう人かを見抜く
キャッチ力:相手の状況や本音を見抜く
図解力:大局的に冷静に問題を解決する
謝罪力:トラブルや相手が起こっているときに対応する
気に入った言葉
意識した時点で、能力は上がっている
ユーモア力を鍛えるためには擬人化やたとえ話を意識的に使っていくことが有効
職場で最初に判断される事は「仕事がテキパキできる事」「しっかりコミュニケーションが取れる事」
苦手な人には意識的に名前を口にすることで苦手意識を軽くする事が出来る
柔軟性と修正力(自己のイメージや、これまでのやり方にこだわらず、新しいやり方に合わせてみる力)が不可欠
注意するときは名前を伏せ、褒めるときは名指しする
コミュニケーションの初心者は自分のベースで自分の話をする。しかし相手の話に乗り、相手を気持ちよくさせつつ自分のエピソードや人となり、情報をさりげなく載せる。
常に修正、改良、変更を続ける事が大切 -
著者の本、最近、内容が似通ってきた。