江戸のことわざ―「犬も歩けば棒に当たる」裏と表のその意味は (プレイブックス・インテリジェンス) (PLAY BOOKS INTELLIGENCE 83)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413040839

作品紹介・あらすじ

「言いえて妙」とはこのことか!江戸の町にあふれた200の知恵と名言。

感想・レビュー・書評

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  • ことわざから江戸の生活を探る
    基本1ページのコラム仕立てなので読みやすい
    内容もなかなかディープ

    カツオ、サケ、マッタケ、ナス=初物四天王
    元禄以降、1両は銀60匁、4000文(4貫文)
    大家、江戸では長屋の管理人を指す、地主では無い
    大名行列、江戸市中と国元はパートで陣容嵩上げ
    人宿(ひとやど)=奉公人斡旋会社が身元保証になって寄子(よりこ)確保し人員て供給する
    兵糧、一日五合のコメが武士の基本
    吉原遊女2000~6000人、客は1晩1万人、でも7割は素見(ひやかし)
    文化文政、朝顔大ブーム。旗本の内職にも
    エドの呑み倒れ
    赤坂蜜人(ミイラ粉末)→実際は別
    無効無害主義→副作用がなければ問題視しない江戸、小麦粉売ってもOK
    江戸、眼病者が多い>>>西洋、寺社での洗眼が感染源
    「大病に薬なし」
    風呂、1ヶ月148文のサブスク(普通は1回10文)
    筍医者、薮にもなれない
    小石川養生所、治療代も食事もタダ、最初40人、最大時150人
    貧乏長屋の家賃、文政(1818~30)で300文(7500円)~500文
    行灯や灯台の菜種油は非常に高価、江戸庶民は寝た
    イワシなどから取る魚油は臭いし明るくない
    捨て子を町全体で養育するシステム(義務)があった
    籠担ぎパート、身長が高いと一日17000円
    悪代官は江戸前期に多い。綱吉~吉宗時代にメス
    家定の大奥猫ブーム、天璋院の猫1年で25両かかった
    白子屋おくまの引き回しに観衆多数、以降女性の引き回しなくなる




  •  江戸の諺を繙けば、自ずと風俗が窺い知れる。


     一頁につき一つずつ解説が載るが、見出しのみならず、其の解説にもふんだんに諺が鏤められている。



     諺は最も簡潔な文芸であり、庶民の生活哲学である。

  • なじ■

    えーこれって江戸時代からあったことわざだったの!?
    今と当時とじゃ結構意味が違うんだ!
    など、驚き・発見が沢山でした。

    1ページにつき一つのことわざ紹介なので
    読みやすいし説明もわかり易く面白かったなー
    非常に真面目な解説の本かと思いきや、
    真面目な口調で冷静なツッコミが
    突然入れられているページもあって笑いました。

  • 諺とその意味が1頁毎に書かれた本。
    1頁以内でしか説明することが出来ないからか上っ面をなぞった程度の内容ばかりで物足りなかった。

  • 副題には、裏の意味と表の意味とあるので、聖と俗、清と邪、陰と陽、ことわざの解釈はいろいろあるのかと期待したが、これは期待はずれであった。

  • 諺ってよく耳にするし、使いますよね?
    でも本当の意味って意外と知らなかったりするんですよ。
    知らないで使っているとまるで正反対の意味なんて事もありますよ。

  • 「犬も歩けば棒に当たる」
    →?用がないのにうろうろ出歩くと災難に会う
     ?用がなくても積極的に出歩いていれば、思いもかけぬ幸運に出会える
    と、二つの意味があるとのこと。
    個人的には?が好きです

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