2時間で教養が身につく 日本史のツボ (青春新書INTELLIGENCE) (青春新書INTELLIGENCE 263)

著者 :
  • 青春出版社
3.70
  • (2)
  • (4)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 56
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413042635

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 日本史について学ぶことが出来た。

  • ここらで日本史のおさらいをしてみたいと思ったのと、この著者の本がおもしろいと薦められたので読んでみました。
    教養が身についたかどうかはともかく、昔習った日本史をある特定の視点から1冊の本で読むというのはおもしろいと思いました。ちなみにこの本の視点は、主権がどこに存在したかということでした。
    戦国時代のところに書いてあった、人間は「知型の人間と情型の人間に分けられる」など、日本史をビジネスに生かそうとするのもうなずける1冊です。

  • 主権の変遷という観点から日本史を串刺しにするという視点はおもしろかった。家系や時代をまたいだつながりを説明している部分など、歴史の大きな流れをつかめるのもいい。ただ、著者の主張は序章で言い切られている感もある。

    ・平安時代に生まれた武士は血縁・地縁で結び付いて武士団を作った。さらにまとまった大武士団の棟梁には地方に移り住んだ天皇家の末裔が選ばれた(桓武平氏、清和源氏)。
    ・江戸時代のバブル期と三大改革が行われた不況期には、主権者が強力なリーダーシップを発揮している。元禄:5代綱吉、明和・安永:田沼意次、文化・文政:11代家斉。享保の改革:8代吉宗と大岡忠相、寛政の改革:松平定信(吉宗の孫)、天保の改革:水野忠邦。
    ・幕末の開国によって、お茶がイギリスに、生糸がフランスに輸出された。それによって価格が上がり、生活が苦しくなったことが攘夷論になっていく。維新は、長州、薩摩を後押ししたイギリスと、佐幕派を後押ししたフランスの代理戦争のようでもあった。江戸幕府に対する最大の謀反人はサトウとグラバーの2人(「一外交官の見た明治維新」アーネスト・サトウ)。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

歴史作家。東京都知事秘書、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。退職後作家活動に専念。人間管理と組織の実学を歴史の中に再確認し、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。『上杉鷹山』『小説徳川吉宗』など著書は300冊を優に越える。

「2023年 『マジメと非マジメの間で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

童門冬二の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×