ファイナンシャル・ウェルビーイング ~幸せになる人のお金の考え方~ (青春新書インテリジェンス PI 674)
- 青春出版社 (2023年7月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413046749
作品紹介・あらすじ
近年「ウェルビーイング」というキーワードが注目されている。
単なる「幸福」という考えではなく、心身が健康で社会的にも満たされている状態をあらわす。
そして、ウェルビーイングを支えるファクターとして、「お金」の問題は小さくない。
従来のお金の本は、増やすことや削ることばかりをテーマとしてきたが、そこにある「本人の喜び」や「幸福度」はおざなりにされてきた。
「たくさんお金があるから幸せ」「未来のお金の不安は、『見える化』と『適切な理解』で霧のように消え失せる」「現在のお金の不安は、消費スタイルの見直しでかなり減らすことができる」「同じ年収でも、人より幸せを増やし、同じ年金額で、人より楽しく生きていくことができる」
そう断言する〈お金と幸せについて考えるFP〉が、年収が変わらなくても幸せを増やす新しいお金との距離感、発想の転換を提言する。
感想・レビュー・書評
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お金は使えば減るので、使わず減らずが気持ちいい、と考えてしまう。死に際に「使っておけばよかった」と後悔しそうなので、気持ちのいい使い方を考えたい
#ファイナンシャル・ウェルビーイング
#山崎俊輔
23/7/4出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/3NE7KFD詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新書であり、文字も大きく、非常に読みやすかったです。
本書では、お金の使い方を通して、日々の暮らしの中で幸福感を向上させるヒントが満載でした。
本書を読んで、著者の一番言いたかったことだと思ったのは、「経済的不安について、やみくもに不安がるのではなく、年金制度や投資に対する正しい知識を身につけることにより、計画的な投資計画や貯蓄計画を立てるべきである。そうすることにより、お金を使う時に、より幸福感を得られることができる。」ということでした。
また、「いつまで働くのか、イメージを持ちましょう。」との著者の言葉が、私的には非常に刺さりました。
私自身、まだ、はっきりと決断できていないからです。今の職場を退職してから、本当にやりたいことは何なのか?
これから、じっくりと考えていきたいです。 -
節約しようと思った時、出費の金額だけに目を向けていないだろうか?仮に、あなたが車好きだったとしよう。車は購入費も維持費も高い。車好きの趣味を辞めれば、間違いなく出費は抑えられる。しかし、それはあなたにとっての生きがいを否定する行為だ。もちろん、家計が大幅な赤字ならば話は別だが、趣味や生きがいを無くしてしまっては、空虚な人生になりかねない。
節約する上で大切なことは、幸福度(満足度)の維持とコストカットの両立だ。一番駄目なのは、上記のような、コストカットに伴って幸福度も低下してしまうパターンである。食費を抑えようとして何も食べなければ、あなたの幸福度は急降下するだろう。
この二つを両立させるためには、使っていい金額をあらかじめ決めておくことが重要になる。趣味や生きがいを大事にすべきとはいえ、際限なくお金を使っていては家計が崩壊する。また、来月のクレカ返済額を気にしながらお金を使うのと、使っていい金額をはっきりさせた状態でお金を使うのとでは、後者の方がより幸福度を上昇させるだろう。 -
60歳でのリタイア、5年分でいいと考えれば5年分の生活費1500万円+老後に2000万円+αで5年の早期リタイアが可能になります。
50歳代になってきたら、意識的に感動を買うことを心がけてみましょう。 -
2023年48冊目。献本御礼
多くのメディアで連載を抱える人気FPが著者
本書はまさに「幸せになる人のお金の考え方」
お金と幸せに関するヒント集となっている
本書を通して読むことで、ここで書かれたこと以外にも、発想の幅が拡がり、人生の「満足度」が高まりそう
新書でコンパクトにまとまり無駄がなく、文章もとてもわかりやすい。おすすめの一冊です。