- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413110235
作品紹介・あらすじ
テレビや新聞で報道されているニュースを本当に理解するには、資源からの視点が欠かせない。中近東での革命やデモの動き、天然ガス開発に力を入れるアメリカの思惑、話題になったレアアースの問題…。すべては「資源」が絡んでいる。石油などの鉱物資源からマグロなどの水産資源まで、それらが世界中にどのように存在してどのように分配されているのか、豊富なデータやイラストで解説する。
感想・レビュー・書評
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世界のキャベツの半分が中国産!
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【配置場所】特集コーナー【請求記号】334.7||F【資料ID】91111757
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すべては諍いの底には「資源」が絡んでいる。石油などの鉱物資源からマグロなどの水産資源まで、それらが世界中にどのように存在してどのように分配されているのか、こういう視点を持つのは必須だと考えます。
僕はかつて、この本に書かれている知識を総動員して金をもうける、というのが至上命題だという世界に身をおいていたので、金属、穀物。魚介類…。こういうものが現在どこが産出国でどこの会社が流通に関する利権を持っていて、どこの国で消費されているのか?こういうことを考え、そして実行する。それでお金を儲ける。しかし、あまり「シロウト」が「こちら」の世界に来るのはかつて「内側」の世界にいたんで、決して進めることはできません。
少し、話はそれましたが、そういうことをしなくても日々のニュースなどで、どうしても腑に落ちないことや、特に戦争などに代表されるような国と国ような、いさかいごとの裏にあるものはたいてい、資源。特に石油などのエネルギーやとうもろこしや大豆などの基幹食料。そして、金や銀。そしてレアメタルなどから想像力を働かせると、大体のことは納得がいくでしょう。
この本を読んでから興味を持った方は、さらに相場や世界経済に関する専門書なんかを読んでいけばいいと思いますし、こういった「国際商品」をめぐって「血で血を洗う」ような諍いが繰り広げられた、という意味で世界史をみていく、というのもまた知的好奇心が刺激されていくものだと確信します。そして、この本などを見た方はぜひ、新聞なニュースなどをチェックしていただいて日々の業務や、その他もろもろのことにも役立てていただければ、幸いに存じます。 -
1、中国の存在が各資源の生産・輸出入で大きいということが印象的
2、グラフ・表といったデータと説明文で構成されているのだか、説明中の根拠のデータがデータのところに出てないのがよくあると思うのだがなぜだ?
3、http://booklog.jp/asin/B005K1SRCW と併せて読んでみたのだが、多少立体的に読むのに役立ったかも