中学受験は親が9割 最新版

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413230896

作品紹介・あらすじ

「中学受験は親の受験」といわれます。子どもの頭のよしあしだけでなく、親がどれだけサポートし、親子一丸となって準備したかが合否を分けるからです。でも、いまの中学受験はわからないことだらけ。「親世代の常識」は、ほとんど通用しないと考えてください。「今は勉強が大変でも、志望校に入ってしまえばあとが楽なはず」「小学4年生になったら、レベルの高い大手塾に入れればいいんでしょ」「塾で出された宿題は、合格のために全部やらせなきゃ」これらはすべて、親の誤解に基づくやってはいけない考え方なのです。これまで灘、開成、桜蔭などの難関中学に2500人以上を合格させてきた塾ソムリエ、カリスマ家庭教師の著者が、志望中学に合格するという目標にどう立ち向かい成就させるか、まだ情報がゼロの人にもわかるよう解説していきます。改訂最新版では、最新の中学入試の傾向をふまえ、どのような対策が必要かということを追加情報として加えています。ぶれず、迷わず中学受験に取り組むためのバイブル的な一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • しばらくしたら再読したい

  • 子供が低学年のうちに、また繰り返し読み返したい。
    小学の子どもに進路や勉強法、勉強のスケジュールについて「自主性に任せる」ことは不可能。そこに親が大きく関わらざるを得ない。中受は「家族全員の大プロジェクト」。合否を決めるのは、子どもの持つ潜在的なポテンシャルが一割、残りは親の仕事。子どもと真正面から向き合い、全力で支えてやろうという覚悟が親にあれば、きっと子どもは「受験勉強」を楽しめるようになるはず。「勉強の手法」、「問題を解くときの考え方」、「スケジュールの立て方」、「自己管理」、「ノートのとり方」、「文字の書き方」、そして「新たな知識や考え方がわかったときの楽しさ」などはこれからの長い人生において、非常に、大きな力になる。
    自分で考える力のある子に育ってほしい。思考力は塾で言われた通りの勉強をこなすだけでは身につかない。日頃からの「じっくり考える習慣」が大切。親が様々な体験を通して、子どもに意識的に考える時間を作ってあげる必要がある。
    大手塾:SAPIX、早稲田アカデミー、日能研、四谷大塚
    入塾テストは3年生の1月に受けるのがベスト、2月から通塾、入塾準備は3年生の11月からスタート
    低学年のうちに四谷大塚の全国統一小学生テストを受ける
    レベルの高い学習ができる環境で身につけた知識や考え方は、子どもの可能性を大きく広げてくれる。
    「今の努力はきっと将来楽に立つ。今身につけたものの上に、もっとレベルの高いものを積み重ねていけるんだ」という気持ちを、親も子どもも持つこと。
    子どもが受験を通して今より一段ステージを上げ、人間的に成長することが受験の最大の目的であり「効果」。
    学歴にせよ、職業にせよ、目的を叶えるために今何が必要なのかを考えて努力できる人間になる。これが一番大事。常に生活の中で話し合いながら、少しずつ理解させるべき。
    両親の最大の仕事はタイムマネジメント。
    塾の科目は、4年生の最初から4教科で始める。

  • 小学校低学年〜中学年向け
    10年後にはまた状況が変わっていそう

  • 3章が1番興味深く、何度も読み返しました。
    中学受験させることの意味、中学受験を通して得られるものが理解できました。
    そして両親の最大の仕事は「タイムマネジメント」であること。これを実践して、3人4脚で中学受験に臨みます。

  • 我が家の子どもも中学受験。

    塾に通わせて安心していたのは大きな間違いでした。
    子どもだけを頑張らせたら、子どもはとても孤独だというっことに気がつきました。

    中学受験は親子の共同作業。むしろ、親の方が大変かもしれない。

    親の役割は何なのか、それを理解してから走り始めるのが合格への近道です。

  • 中学受験を通してこどもと親が何を得ることを目標にするのか。論理的な内容で、夫婦の間の齟齬を埋めてもらうため、こんの本を夫にも勧めてみようかと思ってます。

  • 「中学受験は家族の一大プロジェクト」。なんとなく中学受験を目指そうとする親子に対して、中学受験の実態を示し、警鐘を鳴らす内容。

  • 中学受験を視野に入れるにあたり、子どもにやらせるだけではなく親も勉強しようと思い読み始めた。段取りできるまで寄り添おう、とか、罪悪感を持たず、勉強に取り組もうとか、改めて努力することの大切さを一緒に学ぶ経験をさせてくれるであろう受験への心構えができた。

  • この手の中学受験対策本は母親と父親の役割が画一化されているのがいつも気に入らないけど、あきらめてる。それが多数派だと認識しつつ各家庭にあわせて読めばよいと思っている。

    目新しいことは特にないが、以下のようなことが書いてあるので親子それぞれの姿勢を見つめ直すのには多少役立つかも。

    親の姿勢
    ・親も問題に挑戦し、理解することによって子供をサポートすべし。時間を割いてサポートすべし
    ・にせアクティブ・ラーニングに騙されるな
    ・受験勉強には意義がある
    ・高度で意味のある勉強をして知識を身につける、学習の仕方を学ぶ、それによって人間として成長し、可能性が広がる。それが中学受験に取り組む意義
    ・国私立向けに勉強している中で論理的思考力や記述力が鍛えられていれば、効率中高一貫校対策はぎりぎりでも大丈夫
    ・個別指導塾に期待してはだめ

    子供本人の学び方
    ・算数難問に取り組む姿勢
    ・鉛筆はきちんと持つべし
    ・習慣的に音読すべし
    ・まずは理解、その後で暗記すべし

  • 中学受験は親の覚悟が必要だということがよくわかった。

    また塾側のテキストが最上位クラスを意識していること、全ての塾生が解けるような問題構成になっていないことなど、赤裸々語られていると思いました。受験のことを全くわかっていなかったなと思いました。
    また、4年生になる前の入塾テストがほぼ明暗の分かれめかなと思うところもあり低学年から何をすべきかが少しわかった気がします。

    どちらかというと小学校低学年の子を持つ方が読んだほうがいい気がしました

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著者プロフィール

中学受験のプロ家庭教師「名門指導会」代表。40年以上、難関中学・高校受験指導一筋のカリスマ家庭教師として、最難関校に3000人以上を合格させてきた実績をもつ。暗記や作業だけの無味乾燥な受験学習では効果が上がらないという信念から、「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で入り込む授業を実践。運営する中学受験情報サイト「かしこい塾の使い方」は16万人のお母さんが参考に。『中学受験基本のキ!第5刷(日経DUALの本)』(日経BP)をはじめ著書多数。

「2023年 『理系が得意になる子の育て方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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