仕事の量も期日も変えられないけど、「体感時間」は変えられる

著者 :
  • 青春出版社
3.24
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413232630

作品紹介・あらすじ

「どうしていつも、時間に追われてばかりなんだろう……?」
それ、実際に「時間がない」のではなく、あなたの「時間とのつき合い方」に問題があるのかもしれません。
たとえば、スマホいじりの1時間はあっという間なのに、山登りの1時間はすごく長く感じられませんか?
つまらない会議はいつまでも時間が過ぎないのに、17時を過ぎると時間が急に早く進むように感じられませんか?
子どもの頃は、もっと1日が長かった気がしませんか?
心理学の研究からわかった「体感時間の仕組み」を知り、時間とのつき合い方を変えることで、仕事はもちろん、人生にももっと余裕を持つことができるようになります。
「時間がない!!!」が口癖の人は、必見です。

感想・レビュー・書評

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  • 反芻小休止

  • タイトルに惹かれて、手に取りました。内容は時間学についてのものでした。普段手に取るような自己啓発のものと違って、ライフハック的なものではなく、学問的な観点から書かれていることが多く、個人的には面白いと感じました。
    大学教授など、その道を学問的に極めている人の本の方が読み応えがあるなぁと改めて感じた一冊でした。

  • 時間...漠然と過ごし、時に追われ、時に待ち遠しく...
    時間...不思議なるもの...

    興味深く読んだ。
    いろんな角度から時間というものを捉えていて、多くの事例を使いながら説明している=腑に落ちる、自分の実体験と重なる。

    そして
    生まれて死ぬまでその人生の時間は人それぞれ...
    自分らしく、自分の時間を全うするには...
    やはり時間の概念も含め自分が時間をどのように感じ取って過ごしているのか?ということを知り、時間の流れの感じ方をコントロールできれば...

    そして、
    一定の速度で流れる時間の中に「アクセント」をつける
    それが記憶となり、その記憶を繰り返し反芻することで自分の人生、生き方に彩りを添えることにつながる...

    ただ時間だけではない、自分の日々の時間、積み重なって
    結局は人生というか、生き様というか...
    哲学的要素も散りばめられていて...
    メモしながら、面白く、納得しながら読んだ。

  • 概念的・観念的な内容が多く、仕事のテクニック本としてはどこかで読んだような範囲の中身で正直期待外れだった。ただ、自分の時間の使い方や生活スタイルを考え直すきっかけにはなると思う。

  • 時間感覚の解説。
    改めて具体的に時間について科学的に語る。
    ただ知っている内容ばかりだった。

  • 時間の経過を意識することが多くなります。このように時間経過に注意を向ける回数が多いと、時間は長く感じられる。
    倫理的な判断が必要な作業は午前中が適している。短期記憶や筋力を必要とする作業は、午後4時から8時ころ
    広い、明るい、音が大きい 環境で過ごすと、体感時間は長くなる。
    光は1秒あたり約30万キロメートル、音は1秒あたり340m
    代諸が低い状態で、身体が動かないので、結果「体験される出来事の数」もすくなめになる。
    特別な体験をすることで、時間はゆっくりと流れ、心も充実する。

  • 時間が長く感じる理由を説得力のある説明で、たくさん綴られていて、生活にも活かせるテクニックもあるので、読んで損はない。

    しかし、あまりにも科学的なことを書いている部分もあるので、そこは読み飛ばしながら、自分に必要な部分だけを読むことをおすすめする。

  • OPACへのリンク:https://op.lib.kobe-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2002313172【推薦コメント:時間管理をうまくできない人がヒントをもらえる本になるかもしれません。】

  • 代謝が落ちると時間が早く感じられるという事はなぜなんだろう?代謝と時間の関係がいまいちよくわからない。確かにネットサーフィンしてると1時間が恐ろしいほど早い。若い頃より1日や1週間、1年が本当に早い。

  • 体感時間の仕組みをわかりやすく、解説した本。ためになりました。

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著者プロフィール

千葉大学大学院人文科学研究院教授。博士(文学)。1965年宮崎県生まれ。大阪市立大学文学研究科後期博士課程修了後、カナダYork大学研究員、山口大学工学部感性デザイン工学科講師・助教授、千葉大学文学部助教授・准教授を経て、2013年より現職。専門は実験心理学。2000年、「時間学」に興味を持ち「時間学研究所」に携わる。実験的手法により人間が体験する時間や空間の特性、知覚、認知、感性における規則性の研究に従事。現在は特に、視覚や聴覚に対して与えられた時空間情報の知覚認知処理の特性の検討を行なっている。著書に『「時間の使い方」を科学する』(PHP新書)、『時計の時間、心の時間-退屈な時間はナゼ長くなるのか?』(教育評論社)、『大人の時間はなぜ短いのか』(集英社新書)など多数。

「2022年 『仕事の量も期日も変えられないけど、「体感時間」は変えられる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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