ワールドワーク: プロセス指向の葛藤解決、チーム・組織・コミュニティ療法

  • 誠信書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784414304213

作品紹介・あらすじ

主として個人・カップル・夫婦・家族を対象に行ってきたプロセスワーク(プロセス指向心理学)を、多人数グループ・組織・コミュニティの葛藤や紛争、さらには地球全体の問題へと、技法の創始者ミンデルが応用したものが、「ワールドワーク」である。グループ内の抑圧された感情・思考や不遇な役割の存在に気づくこと。対立する立場の一方に肩入れすることなく、それらを全体にとって必要な部分として捉えること。本書でミンデルが提唱するのは、緊張を活用し、こうした自覚(気づき)を促すことで、グループを変容させる手法である。したがってそこでは、グループの単一性や静的な調和よりも、グループ内部の多様性や動的なプロセスが重視されている。

感想・レビュー・書評

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  •  「ワールドワーク」についての書籍である。VUCAの時代とも呼ばれているが、その理解と解決方法を提示している。
     しかしながら、本書の読解は困難を極めるだろう。
     ウィキペディアによると以下の通り。―「心理学者アーノルド・ミンデルの個人の体験と行動を一方とし、グループを他方とした両者が、似た構造と力学を持っているという彼の観察に基づいて開発された。これは、重要な違いを考慮に入れつつ、ミンデルが個々のクライアントに使っていた手法をグループ、組織へと応用することを可能にした。」とある。正直、この言葉からはイメージが全くわかない(笑)。
     本書はもちろん、欧米在住、キリスト教に親しんだ著者による書籍である。傾向としてあるのは概念をすべて言葉に置き換えようとする。しかし、本書もそうなのだが言葉にした途端にその本質が失われるタイプのものについては理解が難しくなってしまう。
     とある経験や知識、例えば「タイス式(苫米地式)コーチング」「アドラー心理学」「引き寄せの法則」等…があれば、文章からも何を表現したかったのかをリアリティをを持って体験することができる。「ワールドワーク」も含めてこれらは互換性があるから。
     個人的には「心的イメージ」が持てるかどうかが相互理解の前提だと思っているが、本という媒体だと正直むずかしい。しかし、「ワールドワーク」の実践者と実際会えば理解は急速に深めるということだけはわかった。たぶん。

  • 【由来】
    ・岩波アクティブ新書の「ファシリテーション革命」のP185で紹介されてて興味を持った。でも全ての図書館で蔵書ナシ。

    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • ポンちゃんお勧め

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著者プロフィール

Arnold Mindell|1940年、米国ニューヨーク州生まれ。マサチューセッツ工科大学で言語学、工学、大学院で物理学を学ぶ。スイスのユング研究所で分析家の資格取得。ユニオン大学大学院で博士号取得(臨床心理学)。スイスとアメリカにプロセス指向心理学研究所創立。

「2013年 『ワールドワーク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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