モノの意味:大切な物の心理学

  • 誠信書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784414306231

感想・レビュー・書評

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  • ザクッとだけど、まとめ。
    またまとめ直す。

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    モノは人間との相互作用の中で、涵養(目標を意識化するために心的エネルギーを投資する、つまりモノによって何かやろうと目標が設定されそれに対し心的エネルギーが使われる)の役割を担っている。ここら辺はアフォーダンスの考え方なのかなぁと。

    そして「大切なモノ」については、年齢や社会階層、性別によって変わる。
    例えば、子どもにとっては行為なモノが大切(テレビとかラジオとかおもちゃとか)で、大人にとっては経験や記憶に紐付くものが大切(写真とか仕事道具とか)。

    なんで大切なのかというと、子どもは行為によって自己を規定していく(赤ちゃんは自分という概念がなく、おもちゃなどを通じて、他のモノではない自分という自己を確立していく)のに対して、大人は経験や過去によって自己を省みていくから。

  • あと3回読まないと何も言えない^^;

  • フロー概念の提唱者らがシカゴの家族3世代それぞれの成員に大切なモノが何かを訪ね「自分とは何で何になりたいのか」が自分の身の回りにあるモノとどう関わっているかを広範なフィールドワークに基づき解説、物と一体化する古代アニミズム的世界観を現代物質主義の中に見出そうとする。

    フロー概念とは古来よりスポーツや芸道において我を捨て集中することの有用性が語られてきたことを心理学者チクセントミハイが体系化したもの。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC

    現代美術に応用例があるはずなので要調査。

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