精神分析の現場へ: フロイト・クライン・ビオンにおける対象と自己の経験

著者 :
  • 誠信書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784414400977

作品紹介・あらすじ

臨床家がフロイトを読み進める上での困難は、フロイトのどこをどう読めば臨床に関連してくるのか見えてきにくいことである。文字情報であるテキストを読むことについての精神分析の方法が必要になってくる。どこまで行っても一方的でしかあり得ないテキストの読解の作業は、精神分析本来のものである「中に入る」ことに近づかなければならない。そのときこそ、テキストを読むことが理念において〈現場〉に向かうことと一致するのである。

著者プロフィール

1958年生.東京大学医学部医学科卒業.静岡大学保健管理センター.タヴィストック・クリニック(ロンドン)勤務を経て,現在,恵泉女学園大学人文学部教授.代官山心理・分析オフィス,長谷川病院に勤務.共編著に『現代フロイト読本1・2』(みすず書房),『精神医学の名著50』(平凡社),共著に『埋葬と亡霊』(人文書院),『新世紀の精神科治療』(中山書店),訳書にシェーファー編『現代クライン派の展開』(誠信書房),メルツァー『夢生活』(共訳,金剛出版),ブロンスタイン編『現代クライン派入門』(共訳,岩崎学術出版社),ビオン『精神分析の方法1・2』(共訳),ラプランシュ/ポンタリス『幻想の起源』,ジャカール『フロイト』(以上,法政大学出版局)ほか.

「2017年 『アーカイヴの病〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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