- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784414403695
感想・レビュー・書評
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何かを欲するからきちんと悩む。
傾聴を学びたくて。
ロジャーズの本の語り手の著者の本を手に取りたくて。
気づきをテーマにカウンセリングの歴史と手法を語る。
様々あるが、認知行動療法以外にもやり方があることを知れる。
主に自己成長論。因果じゃなくて目的論の立場。
特に、伝え返しはロジャーズの話を筆頭に受容について初心者でも実践に活かせる学び。
初めは、余計なことを言わずに解決しようとせずに評価しないことが大事。
次に「……」となる語りを聴く側が待てること。
空となりぼんやりとなる話の内容ではなく態度に傾聴のポイントがある。
クライアント自身が内側の声に耳を傾けることが大事なので、
鏡となるカウンセラー側は受け止めの確認に協力して寄り添うことが大事。
愚痴や感情や個人分析や物語を聞くのではなく、相手が自らの中にあることを取り出せるために聴き手が力になるということ。
クライアントの中に答えはある。アドバイスではない。
この下巻だけでも大変わかりやすかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コーチングやカウセリングを勉強しはじめた私には、とても読みやすくて勉強になりました。
本質的なことをわかりやすく書いてあるのだと思います。
特に伝え返しが参考になりました。ただのオウム返しではなく、内的世界の理解を確かめるために伝え返しをする。
伝え返しのトレーニングをやってみると案外難しくて、表面的に聞いてると短い話でもちょっとズレて理解してしまいます。 -
帯文:"これで「ほんものの傾聴」が体得できる!"
目次:はじめに、パートII カウンセリングの三つのアプローチと理論;レッスン8 カウンセリングの三つのアプローチ、レッスン9 カウンセリングの主な理論を大まかに知ろう、パートIII 「ほんものの傾聴」を学ぶ;レッスン10 カウンセリング最強の技法は「ほんものの傾聴」である…他 -
この本の対象が、カウンセリングを勉強するのはほんとうに初めての方、他の本を手にとって見たけれど少し難しすぎてよく分からなかった方、カウンセリングってどんなものか関心があるかた、など一般の人にも読みやすく書かれている。理論についても主要なものを取り上げて、その関連性についても解説している。
基本はロジャーズの傾聴に重点を置いて、カウンセリングのトレーニングを5ステップで行う方法も紹介されている。
全体を通して、誰にでもわかりやすく傾聴の基本を説かれていてオススメの本である -
傾聴を身につけるための実践的&具体的なトレーニング法が載っていて、ぜひやってみたいと思った。他にも、おすすめの本、おすすめのカウンセリング学習機関などが載っていて、初心者が一読して損はない内容だと思います。
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傾聴について、深く、わかりやすく書かれている。
「人の話を聞く」ことは、日常的に行っているが、「聴く」は違う。
そして、「聴く」は、「傾聴」とも違う。
「傾聴」は、とても難しいけれど、それを学ぶことで、自分を知ることにもなり、生きていくうえでとてもよい財産になると思う。
この本はわかりやすく、初学者にはピッタリだと思います。 -
普段、カウンセリングを通して心がけていることを、まだ経験の浅いカウンセラーにどう伝えれば良いか悩んでいた。
それにずばっと答えてくれる本。まさに、自分が大切にしていることを言語化してくれてすっきりです。
これまで読んできたカウンセリングの本の中で、もっともわかりやすく読みやすい本でした。
練習の方法も書いてあり、その事例も付いている。
実践としてもとても役に立つ本でした。 -
カウンセリングの核心:
カウンセラーに丁寧に聴いて貰っている内に クライアントが自分の気持ちにも 丁寧に触れて行くことができるようになり 次第に それまで自分でも気づいていなかった気持に気づいていく様になるのが本当の傾聴 -
カウンセリングの技術を、職業に、対人関係に、人生に役立たせたいと思う人におくる、わかりやすい入門書。下巻はカウンセリングに欠かせない「傾聴」の技術を軸に、カウンセラーがクライアントと接する際のさまざまなアプローチをみていく。多くの臨床家が直面する、「人の話を聴く」ことの難しさとコツをていねいに解説。おさえておきたい専門書の紹介など、カウンセリングの世界を理解するのに最適な一冊。