- Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
- / ISBN・EAN: 9784414414301
作品紹介・あらすじ
『エクリ』の新英訳を完成させたブルース・フィンクによるラカン精神分析の実践的入門書。ラカン派の理論と技法を豊富な事例を通じてこの上なく明快に解説。
感想・レビュー・書評
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読みやすいラカン本です。
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ラカンの入門書で象徴界とか対象aとかそういう概念に触れないものはないけれど、些細だがわかりにくい言葉、たとえば欲望の弁証法というときの弁証法という言い方(まさにぼくはそれをヘーゲル的なものだととらえてなんだかよくわからないなと思っていた)についても説明を添えてくれるのですごくうれしかった。全体的に、このあとじっさいに読者がラカンの文章に触れることを想定して書かれている感じがあってありがたかった、『セミネール』のあの部分で言っていたのはそういうことだったのか、と納得することが多々あった。
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米国の精神分析家ブルース・フィンク氏によるラカン入門。ラカン本人による著作は難解な印象を受けたのだが、この本はそんなことはなかった。実際に分析を行う治療者が読者として想定されており、様々な臨床例をもとに、概念の解説が行われる。冒頭で述べられているように、事前に他のラカン関連の書籍を読んでいることを想定して書かれてはおらず、突飛な言い回しもない。原著が英語であるためか、機能的で無駄のない文章であるという印象を受けた。私はただ興味本位でこの本を手にとっただけだったので、それが助かった。ラカン特有の図は前半はほとんど出てこず、後半に差し掛かろうかという頃になってようやく出てくるので、序盤でわけが分からず脱落するということもない。重要な単語については言語(状況に応じて英、仏、独語)の表記もあるのがいい。「入門」という名にふさわしい内容。
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精神分析家になれるわけもないのにこんな本を読んでしまう。無駄である。しかし、俺は人から無駄だと言われることをやりたくなるから仕方がない。そして、思えば俺は神経症者で宗さんに精神分析を受けていたんだなぁ~と回想。2005年くらいからだから、もう12年になるのか...
それというのも、本書のラカン派精神分析の臨床的な流れを読み進むんでいくうちに、俺も似たようなことやってたんじゃないのか?と感じたからである。まぁ正直言って、後半はなにが書いてあるのかよくわからなかったりしたのだけれども、何度か読み返して理解を試み、これからも謎に包まれた魅惑のラカン理論に触れてみたい。でも、フランス語出来ないけどね...
Mahalo -
まずはここからラカンに入った。
文章が分かりやすい。何となく分かりやすいのだ。
入門書として良いだろう。もう少ししたらここに戻ってこようと思う。 -
ラカンというと難解というイメージだが、この本はその臨床的な応用について症例を挙げてわかりやすく解説している。臨床家がラカンを最初に学ぶのに最適かも。
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ラカンはあきらめようと思いますorz フロイトを読んでいない時点でこっちに来たのはやっぱりまずかった。。ただ、この本自体は、すごい読みやすい!
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すこし読み始めたところで積ん読状態になってしまいましたが、ラカンの著作そのものから入るよりは、ずっと取っつきやすい本です。
また時間見つけて続きを読まなければ・・・。 -
うううう
リタイアした!!www
やはり講談社新書から読んでいくか…